「独身のうちに、こうしておけばよかった……」と、結婚してからお金のことで後悔した経験がある人もいるかもしれない。そこで、今回はマイナビニュース会員のうち既婚者の男女301名に、お金に関して独身時代にしておくべきだったと思うことがあるかを聞いてみた。

独身時代にやっておくべきだったお金のことはありますか?

Q.独身時代にやっておくべきだったお金のことはありますか?

はい 72.8%
いいえ 27.2%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします) どのようなことですか。また、理由も教えてください

とにかく貯金

・「お金はいくらあってもいいから、どんなことをしてでも貯めておけばよかった」(49歳男性/大阪府/専門店/販売・サービス関連)
・「老後を考えると不安なので、バリバリ働いていたときにたくさん預金しておけば良かったなと思いました」(44歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「結婚式と新婚旅行で散財したので、もっと貯めておけば良かったと後悔」(32歳女性/山口県/その他/その他・専業主婦等)
・「積み立てをして毎月必ず貯金し、まとまった財産を持っておきたかった。結婚後は家事の両立でめいっぱい働くことが難しくなったから」(49歳女性/宮城県/教育/専門サービス関連)
・「結婚後も自由に使えるだけの貯金。財布のひもを握られてしまうと、自由に使えないので」(42歳男性/兵庫県/ゴム/技能工・運輸・設備関連)

投資に挑戦する

・「家族ができる前に、損失覚悟で株をしてみたかった」(53歳女性/群馬県/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連)
・「結婚する前に、株などハイリスク・ハイリターンの投資に、チャレンジしておくべきだった」(45歳男性/長野県/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「株式投資。配偶者の理解を得るのが難しい。自由に投資できるお金も限られてくる」(45歳男性/東京都/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「株式やFXなど投資に、もっと早くから取り組めば良かった」(42歳男性/福島県/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)

結婚資金を貯める

・「結婚資金。いざ結婚しようとなってからでは手元にあるお金では足りないし、親に頼りたくないから」(35歳女性/長崎県/その他/その他・専業主婦等)
・「結婚資金の積み立て。結局、祖父の遺産で賄ったが、大変卑屈な思いをしたから」(47歳男性/富山県/化粧品・医薬品/その他・専業主婦等)
・「結婚資金を貯めておくこと。貯金なしからのスタートだったので、思い出すだけでも苦しい」(35歳女性/宮崎県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

個人年金保険への加入

・「個人年金。今と違って利率が良かったから」(49歳男性/兵庫県/専門店/販売・サービス関連)
・「個人年金も早くからやっていれば良かったと、最近後悔しています」(44歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「個人年金保険や定期預金」(45歳男性/島根県/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)

自分のためにお金を使う

・「趣味に全部使う」(36歳男性/愛知県/不動産/営業関連)
・「お金を使って、海外単独旅行をすべきだった」(49歳男性/東京都/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「結婚してからは、家庭を築かなければならないので、十分遊ぶ」(47歳男性/岩手県/農林・水産/技能工・運輸・設備関連)
・「貯金ばかりではなく、自分のために使えばよかった。若いうちしかできないことを、我慢せずにしておけば良かった」(46歳男性/熊本県/専門店/販売・サービス関連)

総評

回答者のうち7割以上が、お金のことで独身時代にしておくべきだったと思うことが「ある」と答えた。具体的には「もっと貯金をしておくべきだった」という声が多く、「結婚してからなかなか貯金できない」「結婚後はお金が出ていくばかり」「貯金をしていたら、もう少し余裕のある生活ができていたと思う」といった後悔の声が多数寄せられた。出産・子育てにマイホームの購入と、結婚後は予想以上にお金がかかるため、独身のうちにしっかり貯金をしておけば安心なのかもしれない。

さらに、結婚すると自由に使えるお金が限られてくるため、「嫁さんに分からないような別口座を作りたかった」という男性も。女性からも、「夫に気兼ねすることがないような、自分自身のための貯金をしておきたかった」という声が寄せられた。

株やFX、不動産投資などによる「資産運用」を挙げた人も多かった。こうした投資にはリスクがつきものなため、独身の方が挑戦しやすいのかもしれない。

他にも、医療保険の加入や、年金や税金に関する知識をつけておくことなどが挙げられた。

調査時期: 2017年4月3日~4日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女301名(既婚者を対象)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません