千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、二階堂高嗣の印象

千賀くんは、急にスイッチが入って、自分に酔っちゃうところが面白い(笑)。「自分が一番かっこいい」と思って行動することが真逆に出る時が多いんですが、純粋で良いところだと思います。一方で、スタジオでは空気が読めて、すごく盛り上げてくれる。あとは、一番女の子的なところがある人だと思いますし、企画でもフェミニンなところが出ている時があります。

宮田くんは、企画の参考文献がアニメのシチュエーションだったりするのか、たまに妄想が出すぎてしまう(笑)。ハロウィン企画の時は、本当に大丈夫かな? と心配しましたけど、撮影中はこちらからストップをかけるようなことはないです。「すごいことをしてくれそう」という期待を裏切らない、というのはスタッフの本音ですよね。ある意味、番組の助演男優賞ですね(笑)。

横尾くんは最初は下位が多かったのですが、現在は"水周りの横尾"と呼ばれるように、料理はすごい凝ってるしいつも美味しそうだし、得意分野が開花しましたよね。もともと好きだったらしいですが、僕たちも知らなかったので、料理がテーマになった時に「まさかこんな得意分野があるなんて」と驚きました。対面よりもメールなどの文章に強いところもあります。

二階堂くん、僕は実は番組に欠かせないのは彼だと思っているんです。スタジオで話す時も周りを見ているし、発言のタイミングの嗅覚も素晴らしい。二階堂くんの思っているかっこよさが滑った時も面白いという強さもある。それでいて、実はタレントデートものには強くて、キュンとさせることもできる。スタジオでもロケでも頼もしい存在です。

番組の5年間でKis-My-Ft2が変化した点

この番組から、Kis-My-Ft2の後列4人組(千賀、宮田、横尾、二階堂)の「舞祭組」というグループも生まれましたが、やっぱりこの4人の成長がキスマイの7人にとって一番の成長だったと思います。この番組も含めて、特に舞祭組が中居正広さんにがっつり育てられていましたから、そこは本当にすごいことだと思うんですよ。

僕が尊敬している人が「コンプレックスが全ての原動力になる」と言っているんですが、コンプレックスから生まれる作品はやはり面白い。舞祭組の4人は「ジャニーズに入ってるのに」「グループになったのに」というコンプレックスがやっぱりあったと思うんです。だからあの4人は強いし、フロントの3人とも認め合っている良いチームですよね。

1回、Sexy Zoneの菊池風磨さんがランキングに参加してくれたことがありましたが、終わった後、僕に「この環境があるのは羨ましいです。これを毎週やってるキスマイさん、絶対どんなバラエティ番組に出ても強いですよね」と言ってくれたんです。

風磨さんも「本当に緊張しました」と言いながらすごく考えてきてくれて、ランキングでもちゃんと上位だったんですよ。それでも羨ましいと言ってくれて、制作スタッフとしては嬉しい言葉でした。ただ、その後宮田くんが妄想を具現化したロケをしてたので「風磨さんがあんなに良いことを言ってくれてたのに、宮田くん……」と思いましたが(笑)。

とにかく、キスマイは鍛えられている。毎日千本ノックを受けてきたようなものですから、「このグループは強いな」と思います。めちゃくちゃ腕があるグループですよ。

『キスマイBUSAIKU!?』情報

「キスマイってブサイクじゃない?」というネット上での陰口を知ってしまったKis-My-Ft2メンバーが、「誰もが認める"真のカッコイイ男"になってやろうじゃないか!」と一念発起して"脱ブサイク"を目指す番組。<カッコいいドライブデート帰りのキスの仕方><年上の彼女に甘える1分間>といったテーマに沿ってメンバーがセルフプロデュースした映像を、キスマイをよく知らない女性100人に審査してもらい、順位付けされる。北山宏光、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、宮田俊哉、千賀健永、横尾渉、二階堂高嗣の7人がさらなる"カッコイイ男"を目指し本気で汗をかく。