京阪電気鉄道は2020年度をめどに、京橋駅でホームドアの整備に着手すると発表した。車両形式によって扉の枚数や位置が異なるためにホームドアの設置が難しい京阪線の現状を踏まえ、車両更新の前倒しや新型ホームドアの開発に取り組むという。

京橋駅2番線ホーム

内方線付き点状ブロック

まず、5扉車両と3扉車両が混在している現状を改めるため、5扉車両の3扉車両への置換えを一部前倒しして実施。さらに、3扉車両の中でも形式によって扉位置が異なることから、異なる扉位置にも適合できる新型ホームドアの検討を2017年度からの3カ年で進める。2020年度から京橋駅の一部に設置して性能の確認などを行い、データが取れ次第、同駅1・2番線(京都方面行きホーム)で本整備に移る計画だ。

京橋駅の1日あたりの利用者数は15万6,000人(2015年度実績)。国土交通省の方針では、1日あたりの利用者数10万人以上の駅を優先的にホームドアを整備すべき駅としている。ホームドア本整備までの対策として、3月には2番線ホームの端に赤と白の注意喚起シートを試行設置した。

また、酔客などのホームからの転落防止に効果があるとされている、ホームベンチの線路に対する直角方向への設置方法の変更についても今後実施する予定。ホームベンチの設置方向変更はすでに天満橋駅と深草駅で実施済みで、将来的には京橋駅を含む主要駅で同様の変更を行うという。ホームの安全確保や事故防止に効果があるとされる内方線付き点状ブロックや、乗務員や駅係員に異常を伝えるホーム異常通報ボタンは京阪線・大津線の全駅に設置済み。