ジャストシステムは3月10日、「住まいのリフォーム・リノベーションに関する調査」の結果を発表した。調査日は3月1日、有効回答は事前調査で現在の住居について回答した20歳以上の既婚男女で、本人または配偶者が世帯主の827人。

「持ち家に住みたい」人は6割超

同調査では、「リノベーション」を建築時よりも性能や価値を向上させる改修(間取りの変更、バリアフリー等)と定義している。

現在、賃貸物件などに住んでいる人のうち、「今後、持ち家に住みたい」と答えた人は61.8%。

このうち「新築」を希望する人は69.7%(男性59.0%、女性63.7%)、「中古住宅を購入し、リノベーションして居住したい」は17.1%(男性20.3%、女性15.1%)だった。男女別にみると、新築を希望する割合は女性の方が多かったのに対し、中古は男性の方が多く約5人に1人に上った。

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家を所有している人のうち、中古物件を購入した人は18.1%。年代別では、20代25.0%、30代20.2%、40代18.9%、50代17.0%、60歳以上13.6%と、若い世代ほど中古物件の購入割合が高くなる傾向がみられた。

中古物件をリノベーションして住む人にその理由を聞くと、「自分の理想や好みを反映しやすい」が50.0%と最も多く、次いで「コストを抑えたかった」が38.9%となった。

家を所有する人のうち、リフォームを「業者に依頼したことがある」人は39.6%で、年代別では、20代40.3%、30代28.3%、40代27.9%、50代42.6%、60歳以上53.7%との結果に。一方、「DIYで手を加えたことがある」人は26.5%で、年代別では、20代43.1%、30代26.3%、40代27.9%、50代29.1%、60歳以上15.0%となった。