ファミリー世帯の週末、子どもが楽しめるお出掛け場所を探すのに、苦労しているパパ・ママは多いのではないでしょうか。「学び場 遊び場 探検レポート」では、首都圏の「学べて遊べる場所や空間」を徹底調査! 住宅や保育園などで"子どもの未来を育む場"をビジョンとしたリノベーションを提供している「コソダテリノベ」が紹介します。

今回お邪魔したのは、都会にいながら臨場感あふれる大自然に「触れて、観て」体感できると人気の『Orbi Yokohama』(オービィ横浜)。ここは遊園地? それとも博物館……?? 全く新しい形の「エンタメミュージアム」では、果たしてどんな発見があるでしょうか。

『Orbi Yokohama』(オービィ横浜)を探検レポート!

大自然を体感できる大迫力の映像とテクノロジー

「大自然超体感ミュージアム」をうたっているオービィ横浜。長年にわたり、自然や動物のドキュメンタリーを手がけてきた「BBC Earth」と、技術力やアイデアによってエンターテインメントを追求してきた「セガ」が、タッグを組んで、子どもから大人まで楽しめる空間を作り上げています。

そのため、一般的な博物館や遊園地とは、一味違った体験が可能。例えば、動物たちと、動きの速さを競うエキシビション「タイムスライス」では、ハイスピードカメラで自分たち「人間の動き」を撮影。撮影後は、1秒間でどれだけの動きをしているか、「BBC Earth」が撮影した動物の映像と、自分の映像とを比較し、楽しむことができます。

自分たちの動きをハイスピードカメラで撮影できる「タイムスライス」

撮影後は、動物の動きと比較することができます

また圧巻なのは、国内最大級のスクリーンが自慢の「シアター23.4」。映像だけでなく、においや風、音響効果などの演出が充実しているので、まるで自分が映像の中の世界にいるような体験ができます。取材当日は、ミーアキャットとケープペンギン、それぞれの日常と成長が映し出された2作品が上映されていました。いずれもオービィ横浜のために制作・編集されたものとのこと、ここでしか観ることができないドキュメンタリーを楽しめるのも魅力です。

スクリーンのサイズは、幅40m、高さ8m。国内最大級のシアターで迫力ある映像を楽しめる

大自然を駆け巡るミーアキャット家族の物語。上映作品はシーズンによって変更あり

他にも、気温差、約35度の体験ができる「マウントケニア」や、動物との合成写真が作れる「エクストリームフォトスポット」など、全身で地球や生命の神秘を発見できるアトラクションが満載です。

「マウントケニア」は、3つの部屋を通じて、マウントケニアの1日の気温差を体験できるアトラクション。赤道直下のケニアですが、山の上では日中が25度、夜はマイナス約10~15度と、1日の中で約35度もの気温差があるのだとか……

グリーンバックの前で写真撮影をすると、動物との合成写真が作れる「エクストリームフォトスポット」

ハリネズミからリクガメまで! 実際の動物ともふれ合える

さらに展示は、映像コンテンツだけにとどまりません。「アニマルスタジオ」では、約15種類の動物たちを間近で見て、ふれることができます。中には、既に映像コンテンツで紹介されている動物も。直前まで映像上で見ていた動物が、本物として目の前に登場するのは、子どもだけでなく、大人にとっても感慨深い体験ですよね。

ただし実際にふれることのできる動物は、動物の種類や当日の体調によって変わるそう。スタッフに声をかけて確認してみましょう。

一言で言うと「近い!」。本物の動物とふれ合うことができる「アニマルスタジオ」

リクガメが場内をお散歩していました

恥ずかしがり屋のハリネズミもふれることが可能です

小さい子ども向けのキッズスペースも完備

「小さい子どもは楽しめる?」という不安をお持ちの方も、安心です。例えば、"昆虫のサイズになったときの空間"をテーマにしたキッズプレイグラウンド「メガバグズ」では、木の葉や枝に見立てた遊具を使って、3~10歳の子どもを遊ばせることができます(0~2歳用のスペースも完備)。

昆虫サイズになって遊べるキッズプレイグラウンド「メガバグズ」

また館内には段差がほとんどなく、多くの場所へベビーカーで進めるのもうれしいポイント。自然を体感できるお出掛け場所でありながらも、動物園や自然園など、屋外の施設ではないので、雨の日だって思う存分楽しめます。

動物や自然への興味・関心・好奇心が芽生える

全体を通して、自然や動物に対する興味・好奇心を引き出すコンテンツへのこだわりを感じるオービィ横浜。展示コンテンツのほとんどは、展示内容だけで全てを語らず、「?」の余白を残していて、子どもが「これって何だろう?」と疑問を持つことで知識を深めたり、パパ・ママやスタッフとのコミュニケーションが盛り上がったりしそうです。

実物大の動物が映し出される動物図鑑「アニマルぺディア」

休憩で腰掛けたイスにも、動物の豆知識が記載されていました

もともと自然に対する関心が高い子どもはもちろん、あまり興味を持つことがなかった子どもでも楽しんで学ぶことができそう。ぜひ家族で訪れてみてはいかがでしょうか。

みなとみらい線「みなとみらい」駅直結の「MARK IS みなとみらい」5階がエントランス。多くの動物たち(実物大)が出迎えてくれます

おすすめポイントまとめ!!

●迫力の映像と臨場感を演出するテクノロジーで、都会にいながら大自然を満喫できる
●自然や動物に対しての興味や好奇心を育むことができる
●屋内施設にも関わらず、自然や動物と触れ合える
→天気や季節に左右されることなく、お出掛け場所候補に挙げられる
●みなとみらい駅直結でアクセス抜群
→ショッピングや観光、食事も楽しめる横浜。周辺エリアのお出掛けも一緒に楽しめるかも

information

『オービィ横浜』
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1
営業時間: 月~木 9~21時(最終入館: 20時)
金・土・日・祝日・祝前日 9~22時(最終入館: 21時)

入場料の料金一覧(「Orbi横浜」ホームページより)

※記事中の情報・価格は2017年2月取材時のもの

筆者プロフィール: コソダテリノベ

子育て世代に特化した「家探し」「家作り」を提供する不動産&リノベーションサービス。「ライフプラン相談会」(教育資金を確保し、適正な住宅購入予算を設計)、「コソダテリノベセミナー」(子育てに特化したリノベーションを学ぶ)などを通して、子育て世帯のリノベーションのご相談を受付中! 林業体験やベビーヨガなどの子育て世帯向けイベントも多数開催。

育児と教育の視点で設計された「エジソンハウス」(東京メトロ東西線「西葛西駅」)のモデルルームでは、見学会のほか、宿泊体験も可能。「子どもの未来を育む場の創出」のビジョンのもと、住宅のほか、保育園など、子どもと教育をテーマにした空間作りも手がける。

公式サイト: コソダテリノベ
Facebook: @kosodate.renove