岐阜県飛騨市古川町の酒蔵・渡辺酒造店はこのほど、取引先酒販店・小売店、直売店、インターネット通販にて「聖地の酒 巫女ラベル」を発売した。

「聖地の酒 巫女ラベル」(720ml・税別1,500円、300ml・税別750円)

同商品は、2016年11月に発売した「蓬莱 聖地の酒」を考案した女性新入社員がモデルとなった「聖地の酒」シリーズの第3弾。

飛騨市は映画『君の名は。』の舞台のモデルとして知られ、"聖地巡礼"と称して映画に登場したスポットを訪れる人も多い。「蓬莱 聖地の酒」は、岐阜県飛騨市出身である同社の2016年入社の女性新入社員2名が発案した商品だ。「地元飛騨の魅力を全国に伝えたい」「パワースポット巡りや聖地巡礼でやってくる人にもっと地元飛騨を楽しんでほしい」という想いのもと、商品設計を考案。社長プレゼンを経て、商品化に至ったという。SNS・各種メディアで話題となり、発売後1日で1,200本完売、商品配送は1カ月待ちとなった。「瓶子(へいし)」という瓶に詰めた見た目も特徴となっている。

「蓬莱 聖地の酒」

考案した新人女子社員

同社は、近年若者に注目を浴びている日本酒をさらに魅力的に発信したいと考えているという。そこで、大ヒット商品を考案した2名の功績を称え、今回の「聖地の酒 巫女ラベル」の商品化を実現した。

今回発売した「聖地の酒 巫女ラベル」は、飛騨市のパワースポットとして知られる気多若宮神社の正面で収穫された酒米「飛騨ほまれ」を原料に使い、自家井戸清水「不老不死水」で醸した御祈祷酒となる。ふくらみのある旨みをもったシックな純米吟醸で、常温やぬる燗、または好みにより熱燗でもおいしく楽しめるとのこと。価格は、720mlが税別1,500円。300mlは税別750円。販売数量は、各3,000本。販売は、全国の取引先酒販店、小売店、直売店(飛騨市古川町)、インターネット通販にて。