受け取ってガッカリな年賀状って?

毎年楽しみな年賀状だが、受け取ってみてちょっと複雑な気分になることもあるのではないだろうか。今回はマイナビニュース会員393名に、「もらってうれしくなかった年賀状」について聞いてみた。

Q.もらってうれしくなかった(イラッとした、なんとも思わない)年賀状はどのようなものですか?(複数回答)
1位 宛名が間違っている 29.8%
2位 手書きのメッセージがない 22.1%
3位 何の工夫もなくテンプレートをそのまま送ったような内容 21.1%
4位 お年玉付きのはがきじゃない 19.3%
5位 普通に子どもや家族の写真が載っているだけ 16.8%
6位 近況というより自慢やのろけ話しか書いていない 13.2%
7位 その他 11.2%
8位 メッセージが「今年もよろしく!」だけ 10.7%
9位 普通にペットの写真が載っているだけ 8.7%

Q.特に印象に残っている「うれしくなかった年賀状」を教えてください。
■名前や住所に誤字がある
・「毎年、名前の一文字を間違ってる」(35歳女性/静岡県/サービス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「生徒からもらった年賀状で名前を間違えて送られてきた」(49歳女性/宮城県/教育/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「私の名前の字が間違っていて、その上に住所まで違っていたこと」(69歳男性/大阪府/その他/その他・専業主婦等/退職者)
・「宛先間違いは相手に対して失礼だなと思う」(28歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「名前が間違っていると悲しい」(33歳女性/京都府/銀行/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「毎年名前の漢字が間違ってる友達がいて何回言っても直らない年賀状」(27歳女性/神奈川県/食品/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「2年連続で名前が間違っていた」(50歳男性/千葉県/生命保険・損害保険/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)

■手抜きな仕上がり
・「黒一色で手書きもなし、いかにもテンプレートという感じの愛想の無い年賀状だったのが、同世代の女子からだったのでビックリしました」(32歳女性/東京都/サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自分では親しい間柄と思っていた人間から本当に印刷されただけの年賀状が届いた時。なんか書けよ! と思う」(47歳男性/大阪府/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「一言手書きのメッセージを添えるのがマナーだと思う。 単にプリントアウトしたものならいらない」(34歳女性/宮城県/銀行/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「写真とパソコンの文字だけで、何も感じない。やっつけ、仕事で出すならもらいたくない。メールのあいさつだけ! 形として、後に残らない」(54歳男性/愛知県/輸送用機器/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「市販の年賀状のみでメッセージなしのもの」(36歳男性/茨城県/官公庁/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自分の名前だけ手書きのやつ。名前書くぐらいなら一言添えてくれてもいいのでは?」(49歳男性/神奈川県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「パソコンで印刷しただけの年賀状は、もらってもうれしくない」(37歳男性/岐阜県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「雑に書いた字で慌てて書いたかんじ」(45歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/その他)

■写真がうっとうしい
・「会った事ない子どもの写真」(47歳女性/千葉県/食品/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ペットの写真がたくさん載っている年賀状」(30歳女性/埼玉県/半導体・電子・電気機器/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもの写真に目伏せしてあった。自分の子どもなのに。しゃれにもならない」(51歳男性/宮城県/専門店/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもの写真とか家族の写真とか見たくないです」(36歳男性/静岡県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子どもだけの写真。会ったこともない子どもだけじゃ本人の近況がわからない」(43歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「子どもとペットの写真とか、全く興味なし。せめて本人の写真くらい載せろと」(40歳男性/栃木県/電力・ガス・エネルギー/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「海外旅行でのスナップ写真があるだけで、場所の記載がない」(65歳男性/大阪府/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「婚姻届を出した際に記念撮影した写真を使っていた年賀状。年賀状は近況報告のためだけのものではないはず」(32歳女性/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■その他
・「逆に子どもの写真がない」(30歳女性/栃木県/サービス/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「普通のハガキで、切手をはり忘れていたのが、届いた」(42歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「自分のことではなく子どもの話しか書いてない同級生、自分を無くしてしまったのだと感じ情けなくなりました」(51歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「呪いの手紙の年賀状バージョンがきた」(54歳男性/埼玉県/精密機器/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「縁を絶ちたいと思っている相手からの年賀状。義理で送り返すのも嫌な相手でした」(43歳男性/奈良県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「本人的には合理的と思ったからなのか年末に忘年会で撮った写真とともに封筒に入った年賀状が送られてきて、年末なのに新年のあいさつが書かれているのを見て切手代がもったいないと思ったなら送ってこなくていい!! と思ったのと、別の年に同じ人から1月20日くらいに年賀状が届いて忙しいなら送ってこなくてもいい!! と思ったことがあった」(41歳女性/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「幸せな雰囲気を押し付けてくる」(36歳男性/神奈川県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「幸せの押し売り的な年賀状」(60歳男性/新潟県/その他/販売・サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「猛烈な文字数。フォントサイズ6くらいで、びっしり。内容は、その年の干支になぞって、抱負等すごい凝っているが、読破できない(笑)」(45歳男性/長野県/システムインテグレータ/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「今年以降は年賀状を卒業しますと書かれた年賀状。別の機会に伝えたほうがいいかなと思った」(63歳女性/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)

■もらえるだけでうれしい
・「もらえればうれしいので、今までには特に嫌な年賀状はなかった」(39歳男性/茨城県/ビル管理・メンテナンス/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「送っていただくだけで十分です。たまに送ってこない時、心配になる」(59歳男性/愛知県/輸送用機器/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「もらってうれしくない年賀状はありません」(38歳女性/宮城県/食品/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「うれしくない年賀状はない」(42歳男性/長野県/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「もらえるものは、うれしいでしょ」(43歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「送ってくるだけで十分なので特にない」(43歳男性/神奈川県/不動産/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「もらえるだけで、うれしいので、特にありません」(35歳男性/茨城県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「基本もらうのはうれしいので、あまりもらってうれしくない年賀状はありません。コメントがあるとうれしいくらい」(49歳女性/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)

総評

「もらってうれしくなかった年賀状」について大まかなパターン別に聞いてみたところ、最も多かったのは「宛名が間違っている」(29.8%)というものだった。続いて、2位は「手書きのメッセージがない」(22.1%)、3位は「何の工夫もなくテンプレートをそのまま送ったような内容」(21.1%)、4位は「お年玉付きのはがきじゃない」(19.3%)、5位は「普通に子どもや家族の写真が載っているだけ」(16.8%)となった。

特に印象に残っている年賀状について聞いてみると、やはり「宛名の誤字が気になる」「雑さ・手抜きが悲しかった」という声が多かった。「宛先間違いは相手に対して失礼だなと思う」という声や、「2年連続で名前が間違っていた」という人も。「一言手書きのメッセージがほしい」という人も多く、宛名と印刷済みのあいさつだけの年賀状はそっけないと感じる人が少なくないようだ。

また、年賀状に印刷された写真について言及する人も一定数見られた。「子どもや家族の写真はいらない」と意見する人の中には、「それよりも本人の姿や近況を知りたい」という考えを持っている人もいるよう。年賀状を作る際は、子どもや家族だけでなく、自分も一緒に写っている写真にするのも一案だ。

変わったところでは、「呪いの手紙の年賀状バージョンがきた」という人や、「1月20日くらいに年賀状が届いた」「普通のハガキで、切手をはり忘れていた」「猛烈な文字数」などなど、常軌を逸した年賀状が届いたというコメントも見られた。私製はがきの切手貼り忘れは、うっかりやってしまいかねないので注意したいポイントではないだろうか。

一方で、「もらえるだけでうれしい」という意見も多く見られた。少なくとも自分を気にかけ、自分のために新年のあいさつをしてくれた、ということはありがたいことだ。時には素直に喜べないこともある年賀状だが、まずは新年を一緒に祝えることを喜びたい。

調査時期: 2017年1月3日
調査対象: 「年賀状をもらったことがある」と回答したマイナビニュース会員
調査数: 男女393名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません