香港ドラゴン航空は11月21日、ブランドの名称をキャセイドラゴン航空へと正式に変更。これにより、キャセイパシフィック航空との連携がより密接なものになり、2社の運航ネットワークでさらにシームレスなサービスを提供していく。

香港ドラゴン航空からキャセイドラゴン航空へ

キャセイドラゴンは現在、42機の運航機材で世界52都市に就航。21日に本社で実施された披露式典において、キャセイドラゴンのアルジャーノン・ヤウ最高経営責任者は「今日はキャセイドラゴンの歴史において非常に重要な日であり、ブランド名称の変更がもたらすキャセイドラゴンの将来と、新たな好機に胸を躍らせています。キャセイパシフィックとのより密接な連携は、競争の激しい航空業界においてさまざまな場面で新たなチャンスを広げ、今後の発展を確かにするものに他なりません」とコメントしている。

現在、42機の運航機材で世界52都市に就航

同日、香港国際空港でも式典が催され、パイロットや客室乗務員、地上職員らが乗客とともにキャセイドラゴンの新たな旅立ちを祝福した。式典には香港出身のセレブリティであるニコラス・ツェ氏が招かれ、搭乗ゲート前で乗客を歓迎するとともに自らが手がけたニック・シェフのクッキーの詰め合わせがプレゼントされた。キャセイドラゴンではブランド名称の変更を祝い、期間限定で特定のフライトにてニック・シェフのクッキーを全クラスで提供している。

香港ドラゴン航空からキャセイドラゴン航空への移行プロセスは、ブランド名称の変更が発表された2016年1月から実施。キャセイドラゴン機に施された新デザインの塗装には、キャセイパシフィックの象徴的な「ブラッシュウィング」を採用し、リージョナル、インターナショナルに広がるネットワークを提供する航空グループとしての一体感を視覚的に表している。

新デザインに「ブラッシュウィング」を採用

11月21日より、全ての就航都市のチェックインカウンター、搭乗ゲート、ラウンジには新しいロゴが導入されると同時に、客室乗務員のユニフォームや搭乗券などのデザインも刷新。また、2017年初頭にはキャセイパシフィックとのウェブサイトの統合も予定されている。

今後、サービスの統一化やラウンジのリニューアルを予定

機内の枕や毛布といった備品や座席、エンターテイメント、食事などの客室装備やサービスから、ロイヤリティプラグラムのマルコポーロクラブまで、さらに統一感のあるブランド体験を提供。さらに、現在全面改装中の香港国際空港のG16ラウンジも2017年にはグループのラウンジとしてリニューアルを予定している。