気になるけど、なかなか聞けないのが他人のお金事情。周りの人が毎月いくらぐらい貯蓄しているのか、自分の貯蓄額は他の人と比べ多いのか少ないのか気になったことがある人もいるのでは? そこで今回は、マイナビニュース会員のうち男女302名に「1カ月あたりの平均貯蓄額」について聞いてみた。
Q.1カ月あたりの平均貯蓄額はおよそいくらですか?
1位 1万円以下 32.1%
2位 2万円 14.6%
3位 3万円 13.9%
4位 5万円 11.9%
5位 4万円 5.3%
5位 10万円 5.3%
Q.その貯蓄額に設定している理由・目的を教えてください
■1万円以下
・「お金が右から左へなくなってしまうから」(48歳男性/サービス/公共サービス関連)
・「食費や日用品費などの変動費を月5万円でやりくりしようと決め、そのうち1割を貯金に回している」(31歳女性/通信販売・ネット販売/販売・サービス関連)
・「余生を楽しむため、意識して貯蓄はしてない」(41歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「収入が少なく、娯楽や食費を抑えてこの金額しか貯蓄できない」(53歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)
■2万円
・「半年に1回の長期旅行(10日程度)を楽しみに、その費用として準備している」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「できる範囲がその額なので、月末に余ったら更に追加します」(50歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「何とか貯金に回せる最大金額。将来の生活費」(59歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「1年に50万円貯めたいので本当は月に4万円貯蓄したいが、4万円は厳しいので下げて2万円にしています」(36歳女性/その他/その他・専業主婦等)
■3万円
・「ハネムーン資金のため」(30歳女性/官公庁/公共サービス関連)
・「将来子供の大学入学費などの足しに」(44歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「給料の額からそれ以上は厳しい」(39歳男性/精密機器/メカトロ関連技術職)
・「無理のない額。老後の生活費に」(41歳男性/ホテル・旅館/販売・サービス関連)
■5万円
・「無理なく貯められる額にしている」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「老後にもお金に不自由なく暮らせるように」(47歳男性/輸送用機器/事務・企画・経営関連)
・「はじめに余裕を持って貯金して月末に余裕があればさらに貯金」(32歳男性/繊維・アパレル/販売・サービス関連)
・「生活を我慢せず、貯金できる金額を設定したつもり」(42歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
■4万円
・「結婚のため」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「収入の半分ぐらいだから」(21歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「定年退職後の生活資金積み立てとして」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「手取り給与から生活費や交際費を差し引いた額」(38歳男性/クレジット・信販/営業関連)
■10万円
・「子供の成長による教育費の増大に備える」(41歳女性/教育/公共サービス関連)
・「新築のためにできる限り貯金をしている」(39歳男性/その他/メカトロ関連技術職)
・「余ればすべて貯蓄」(41歳男性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)
・「収支のバランスを考慮した金額」(66歳男性/不動産/その他・専業主婦等)
■総評
1カ月あたりの平均貯蓄額、第1位は「1万円以下」(32.1%)という結果に。「経済的に余裕がない」という意見が多く、これが貯蓄に回せるギリギリの金額であるとのこと。「もっとたくさん貯蓄したいが低収入で貯蓄できない」「奨学金返済等で精いっぱい」といった声も寄せられていた。貯蓄がなかなか増えないことで、将来に対する不安を抱いている人も少なくないようだった。
2位以降は2万円、3万円と金額が増えていき、多い人では1カ月に10万円だったが、「年間50万円を目指している」「毎月5万円貯金して、年2回のボーナスで20万円ずつ貯めれば年100万円」「2年後に300万円貯める」と明確な目標額を立てている人もみられた。より多くお金を貯めるには「目標」の設定と、それに沿った「計画」をたてることが重要ポイントのようだ。
貯蓄の目的としては「老後の備え」と答えた人が最も多く、他にも子供の教育費や家の建て替え、旅行、結婚資金といった回答が挙げられた。また、会社の「財形貯蓄」制度を利用しているという回答も寄せられた。
男女302名のリアルな貯蓄事情が見えた今回のアンケート。あなたの毎月の貯蓄額と比較してみるとどうだろうか。
調査時期: 2016年8月5日~9日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません