箱根登山鉄道、富士急行、大井川鐵道、叡山電鉄、南海電気鉄道、神戸電鉄で構成する「全国登山鉄道‰(パーミル)会」は、今年も9月1日から順次、同会ヘッドマーク掲出車両を各社で運行する。

「全国登山鉄道‰(パーミル)会」に加盟している6社がそれぞれヘッドマークを掲出される(写真とは異なる車両形式・編成に掲出される場合がある)

ヘッドマークは急勾配を駆け上がる力強い電車を描いたデザインで、各社で多少異なる。ヘッドマーク掲出車両は箱根登山鉄道「アレグラ号」3000形、富士急行1000系・6000系各1編成、大井川鐵道クハ600型、叡山電鉄800系、南海電鉄2300系、神戸電鉄6000系・3000系各1編成。南海電鉄は9月2日から、箱根登山鉄道は9月10日からの掲出となり、その他の4社は9月1日から掲出を開始する。終了日は各社共通で10月31日となる。

「全国登山鉄道‰(パーミル)会」は、「観光地が沿線にあり、かつ登山鉄道としての性格を有している」との共通点を持つ鉄道会社により、2009年9月に結成。勾配を表す単位である「パーミル」を会の名称とした。各社沿線を紹介するパンフレットを製作しているほか、企画商品の制作・販売などの取組みを実施している。

今年は「山の日」施行を記念し、加盟各社が自社の鉄道車両をデザインしたピンバッジを制作し、8月11日からいっせいに販売開始した。