JR東日本「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」10月は青森駅までの運転

JR東日本は18日、E26系「カシオペア」車両による旅行会社ツアー専用団体臨時列車の10月の運転計画を発表した。10月10～12日に東北エリアを周遊する「カシオペアクルーズ」、10月19・22・29日に上野発青森行(片道)「カシオペア紀行」が運転される。

寝台特急「カシオペア」で活躍したE26系を使用する「カシオペアクルーズ」「カシオペア紀行」は今年6月以降、8月15日上野発・8月16日札幌発「カシオペア紀行」まで、青函トンネル経由で北海道へ直通運転を行ってきた。8月下旬からはJR東日本エリア内を中心とした運転が計画され、9月には「カシオペア」車両初となる信州エリア(常磐線・武蔵野線・中央本線・篠ノ井線など経由)への運転も予定されている。

10月10～12日の2泊3日で運転される「カシオペアクルーズ」は、上野駅を10月10日8時頃に発車し、東北本線経由で走行して翌朝7時頃に青森駅に到着。その後は日本海ルート(羽越本線など)を経由し、上野駅に10月12日16時30分頃に着く。「カシオペアクルーズ」では初めて車内で2連泊する行程となる。途中、大谷資料館(栃木県)見学や松島温泉(宮城県)への入浴、バスでの八甲田山観光、新潟県内の洋食器工場見学も実施。車内では沿線各地のシェフが腕によりをかけたという食事も楽しめる。

このクルーズ旅行の企画・実施はJR東日本グループのびゅうトラベルサービス。抽選での販売とされ、インターネットや専用ダイヤル、おもな「びゅうプラザ」にて9月11日まで受け付けた後、9月14日に抽選結果を連絡する。大人1名あたりの旅行代金は、「カシオペアスイート」展望室タイプ45万円・メゾネットタイプ40万円、「カシオペアデラックス」35万円、「カシオペアツイン」28万円。いずれも2名1室の利用だが、「カシオペアツイン」のみ1名での参加代金も設定される。

10月の「カシオペア紀行」は上野発青森行の夜行寝台列車として運転。10月19日上野発はびゅうトラベルサービス、10月22日上野発は読売旅行、10月29日上野発はタビックスジャパンの企画・実施で、旅行内容は会社ごとに異なる。びゅうトラベルサービスが企画・実施する旅行では、秋のベストシーズンを迎える北東北・道南エリアを周遊するコースが複数用意され、9月1日13時に電話・インターネット、店舗同時発売となる。