俳優のジョニー・デップ(C)BANG Media International

俳優のジョニー・デップが、夫婦げんかの最中に指先を失うハプニングに見舞われていたと報じられている。

TMZの報道によると、ジョニーからドメスティックバイオレンスを受けたと訴えている離婚協議中の妻アンバー・ハードと2015年3月、オーストラリアの別荘で大げんかをした際にこの出来事は起きたのだという。同ウェブサイトが入手したジョニーの傷口の写真は、アンバー側が準備した証拠写真の1つとして提出されているようだ。

この大げんかの最中、ジョニーは数本のボトルや窓をたたき割った上に、固定電話を部屋の壁にたたきつけたとされており、アンバーはそのうちの1つでジョニーが指を損傷したと説明している。さらに、アンバーがビリー・ボブ・ソーントンと浮気したのではないかと疑っていたジョニーは、負傷した指にペンキをつけ、壁に「ビリー・ボブ」「尻軽女アンバー」と書いたと言われている。アンバーはこの浮気疑惑を否定しており、ジョニーが翌日になるまで治療を受けなかったとしている。

以前、ジョニーはアンバーとけんかしている間に壁に自身の手を打ちつけ、手術が必要になったと報じられていたことがある。当時『パイレーツ・オブ・カリビアン:デッド・メン・テル・ノー・テールズ』の撮影でオーストラリアにいたジョニーは、治療を受けるために2015年3月、オーストラリアからアメリカへと帰国していた。

そんな中アンバーは現在、ドメスティックバイオレンスを行ったことを認める書類にジョニーがサインをすることを求めているようだ。2人の離婚とドメスティックバイオレンスの協議は、ジョニーがアンバーに対して800万ドル(約8億円)支払うことで合意に向かいそうだというが、アンバーが今年5月21日に起きた2人の大げんかについて共同の声明文を発表することを要求していことがネックとなっているようだ。

しかしアンバーの顔にiPhoneを投げつけたことを否定しているジョニーの弁護団は、ジョニーはそのようなことはしていないため、ドメスティックバイオレンスを認める書類にサインすることはないとしているという。

アンバーは当初、離婚調停において驚くべき金額を要求していると言われていたが、最終的に弁護士費用を含む約800万ドルで決着がつくことになるようだ。もしこの金額で2人が合意しなければ、法的にアンバーの手元には税金と生活費を除くと所得の半分しか残らないことになるという。ジョニーとアンバーは15カ月の結婚生活の間、かなり浪費したと言われている。

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