京都鉄道博物館は、本館1階「車両工場」の展示車両の入換えについて発表した。10日以降、トレインマーク柄にラッピングした乗用車「トレインプリウス」や「ドクターWEST(キヤ141検測車)」、SL「義経」号が次々に展示される。

「トレインプリウス」イメージ

「ドクターWEST(キヤ141検測車)」

「トレインプリウス」は京都トヨペットとのコラボレーション企画として制作され、今回は8台(予定)を10日12時から11日17時まで展示する。この2日間は、地域の子供たちを対象に実施したオリジナルトレインマークデザインコンテストの最優秀作品を「SLスチーム号」に取り付けて運転するイベントも行う。応募作品の一部は館内に掲示される。

京都鉄道博物館の「車両工場」には営業線へとつながる引込線があり、館内の展示車両を入れ換えられる。これを活用し、8月12~13日に「ドクターWEST」が展示される。電化・非電化区間を問わず走行でき、1編成(2両)で電気系統と軌道系統の両方を測定できる総合検測車だ。

8月14~27日には、明治13年に製造され、京都鉄道博物館で動態保存されている7100形7105号機蒸気機関車「義経」号を展示する。「義経」号はこれに先立ち、8月7~10日に普段展示されている扇形車庫1番庫から出庫し、転車台や「SLスチーム号」横の留置線に展示されるとのこと。