小説家・村上龍と、女優・小池栄子が16日、テレビ東京系経済番組『カンブリア宮殿』(毎週木曜 20:00~)10周年&500回記念会見に出席した。

左から小池栄子、村上龍

同番組は、企業のトップを中心としたゲストを毎回1名招き、番組MCの村上と小池が話を掘り下げていく経済番組。2006年4月よりスタートし、今年で10周年をむかえた。

政治家のゲストも何回か登場したが、小池はゲストの小沢一郎氏から「ごはんに行こうと言われて丁重にお断りしました」と明かした。そして「今頃都知事に立候補してたかもしれないな、ごはんに行ってたら。小池百合子さんみたいに」と振り返った。

村上は、番組に出演するゲストと対峙した印象を「今はこれだけ努力しないと成功が難しいのかという驚きと敬意を感じます」と語る。番組開始から10年の間に「明らかに悪くなってますからね、経済的には。全般的にですけど」と、日本の現状への憂いを表した。

10年間番組を共にしてきたパートナーである小池に対して、村上は「彼女は年下だけど、テレビの経験豊富ですし、『ダメですよ』と言ってくれる。実は頼りにしているんですよ」と尊敬の念を明かした。小池も村上について「ゲストの話が難しすぎてわからない時に、振ると察してくれてすぐ助けてくれる」と語り、互いに補い合う関係を示した。

一方で、小池は村上を「とってもかわいらしいおじさま」とも表現。「少年が大人になったような人だよ、という言葉で察して」と言うと、村上は「光栄です」と頷いていた。