ぷりぷりえび天がのったきしめんが美味! 「川井屋 本店」

「えびおろし」(1,360円)。麺はきしめん、うどん、そばから選べる

名古屋名物・きしめんもまた、冷たいつゆで食べると独特の食感の魅力が引き立つ。そこで、きしめんの名店と呼び声高いこの店のえびおろしもオススメしよう。大正10年(1921)創業の「川井屋 本店」だ。店主の櫻井太郎さんは、「おやじの代の30年ほど前から出しています。通年メニューですが、やはり夏はよく出ますね」と語る。

えび天はつゆに浸すとパチパチと音をたてるほど熱々で、えびはぷりぷり。大葉の香りとわさびの辛味もアクセントになり、食欲も進む。天ぷらはまず半分を食し、もう半分をつゆに十分ひたして味わってほしい。揚げたての軽やかな口当たりと、つゆがひたったしっとりした食感を両方楽しめるからだ。

そして何よりの魅力はきしめん。つややかでのどごし滑らか、きれいな平打ち麺はつゆののりもいい。暑い夏に食べたくなるのは、するすると心地良くのどを通る麺の魅力があればこそなのだ。

●information
川井屋 本店
愛知県名古屋市東区飯田町31
営業時間: 11時~14時、17時~20時(ラストオーダー19時20分)
定休日: 日曜日・祝日
アクセス: 地下鉄・高岳駅より徒歩15分


えび好きの名古屋人の嗜好にマッチし、実は麺どころである名古屋のうどん屋の手打ちの実力も堪能できるえびおろし。蒸し暑い夏を乗り切るためにも味わっていただきたい。

※記事中の情報・価格は2016年6月取材時のもの。価格は税込。

筆者プロフィール: 大竹敏之(おおたけとしゆき)

名古屋在住のフリーライター。雑誌、新聞、Webなど幅広い媒体で名古屋情報を発信。Webガイドサイト「オールアバウト」では名古屋ガイドを務める。名古屋メシ関連の著作を数多く出版。『名古屋の喫茶店』『名古屋の居酒屋』『名古屋メン』『続・名古屋の喫茶店』(リベラル社)は自腹リサーチをコンセプトにしてご当地ロングセラーに。10月上旬にはご当地グルメコミックエッセイ『まんぷく名古屋』(KADOKAWA、森下えみこ著)に案内人として登場。