JR東日本千葉支社は、お座敷列車や臨時列車として活躍した485系「ニューなのはな」の運転を8月いっぱいで終了すると発表した。運転終了を記念し、房総・伊豆箱根方面への臨時列車を7月以降に運転する。

485系「ニューなのはな」外観

お座敷車内イメージ

「ニューなのはな」は、165系「なのはな」の後継車両として、特急形電車485系6両を改造して1998年にデビュー。お座敷タイプにもクロスシートタイプにも転換できる車両構造で、通信カラオケや冷蔵庫を各号車に完備。交直流両方の区間を運行できる特性もあり、首都圏エリアに加えて東北・上越・中央・東海道の各方面で団体専用列車・臨時列車として活躍した。

臨時列車は、新宿~館山間の「お座敷内房」(7月2日)、新宿~安房鴨川間の「お座敷外房」(7月3日)、新宿~銚子間の「お座敷犬吠」、千葉~伊東間の「お座敷伊豆箱根」(往路7月30日・復路7月31日)、大宮~安房鴨川間の「ブルーオーシャン外房」(7月16~18日、23・24日)、君津~安房鴨川間の「リゾートあわトレイン」(8月6~21日の土日)として運転される。

いずれも快速列車で、「お座敷内房」「お座敷外房」「お座敷犬吠」「お座敷伊豆箱根」は全車グリーン車指定席(お座敷)、「ブルーオーシャン外房」は全車指定席(クロスシート)、「リゾートあわトレイン」は一部指定席(半座敷・半座席)となる。乗車券・指定席券は、おもな駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザ、おもな旅行会社にて、利用日1カ月前の10時(指定席券売機は10時10分)から販売。その他、房総3方面のお座敷列車「お座敷内房」「お座敷外房」「お座敷犬吠」を利用するびゅう旅行商品も発売される。