JR東日本は10日、クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート) 四季島」の運行開始日を2017年5月1日と発表した。運行日程や運行ルートの詳細なども発表された。

クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」外観イメージ

篠ノ井線姨捨駅に設置される夜景バーのイメージ

2017年5・6月は、月曜日に出発する3泊4日コースと、土曜日に出発する1泊2日コースの2コースを設定。両コースとも上野駅発着で、3泊4日コースは1日目に日光、2日目に函館を観光する。2日目は北海道内でニセコエリアか登別温泉の宿に宿泊する。3日目は、新函館北斗駅から「四季島」で青森駅まで移動し、三内丸山遺跡を見学する「縄文コース」、新函館北斗駅から北海道新幹線で新青森駅まで移動し、五所川原~弘前間で「リゾートしらかみ」に乗車する「五能線コース」のいずれかを選べる。4日目は山形県の加茂水族館やあつみ温泉などで下車観光しつながら帰路に着く。

1泊2日コースは「里山、棚田、ぶどう畑などのぬくもりのある風景や、その地に息づく工芸品の粋を味わう旅」をテーマに、山梨の食材を使用したランチや、水田に月が映り込む景色が美しい長野県・姨捨、伝統の漆器で味わう会津の歴史と風土を感じる朝食など、短いながらも各地の魅力を凝縮した内容となる。これに合わせ、日本三大車窓のひとつとして知られる善光寺平を望む篠ノ井線姨捨駅に夜景バーを設置し、「TRAIN SUITE 四季島」の乗客が夕食後に利用できるようにするという。7月以降の運行日程は改めて発表される。

「TRAIN SUITE 四季島」はすべて旅行商品として発売。2017年5・6月に催行される13本のうち、11本(3泊4日コース6本・1泊2日コース5本)はびゅうトラベルサービスが販売し、残る3泊4日コース・1泊2日コース各1本は他の旅行会社が販売を行う予定だ。

びゅうトラベルサービスが販売する旅行代金は、3泊4日コースが75~95万円、1泊2日コースは32~45万円(いずれも2名1室利用時)。申込みはクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」専用サイトの参加申込みフォーム、または「TRAIN SUITE 四季島」ツアーデスク(電話)で受け付ける。希望者多数の場合は抽選となる。