お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、外国人観光客にタトゥー(入れ墨)隠しシールが配布されていることについて、1日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で不快感をあらわにした。

ダウンタウンの松本人志

この回は先月14日に収録され、同月17日に放送予定だったが地震の報道特番に差し替えられたことで延期に。安倍晋三首相がゲスト出演することでも話題になっていた。この日、外国人観光客が急増していることが話題に上がり、安倍首相は「年間800万人だった外国人観光客が、昨年2,000万人で倍以上に増えた」と報告。「今年はおそらく2,000万人の後半。2020年までには4,000万人にしたい」と具体的な目標もかかげた。

昨年、訪日観光客が消費した額は約3兆5,000億円。松本は、これだけの経済効果があることに驚きながら、一部では外国人観光客がタトゥーを隠すためにシールを貼らされていることをニュースで知り、「嫌だった」と吐露。「外国人観光客を受け入れるということは、僕はタトゥーも受け入れないといけないと思う」と主張し、「"臭いものには蓋(ふた)"じゃないけど、臭くもないに何で蓋させられなあかんねん」「あの考え方は嫌でしたね」と疑問を投げかけた。

このことについて、安倍首相は「新しい問題。外国の文化と、どう折り合いをつけていくか。宗教上の問題もあります」とした上で、「外国の方々を受け入れる以上、こちらも理解する必要があると思います」と呼びかけていた。