5月8日よりWOWOWでスタートするWOWOW開局25周年 連続ドラマW『沈まぬ太陽』(毎週日曜 22:00~ 全20話 ※第1話は無料放送)の完成披露試写会舞台あいさつが20日、都内で行われ、上川隆也、夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、國村隼、渡部篤郎が出席した。

前列左から國村隼、夏川結衣、上川隆也、渡部篤郎、檀れい、後列左から小泉孝太郎、若村麻由美、板尾創路、草刈民代

WOWOW開局25周年を記念して制作された同ドラマは、『白い巨塔』や『華麗なる一族』などの名作を世に送り出した山崎豊子の同名小説をドラマ化。未曾有の航空墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き、巨大組織で生きる者たちの姿を、壮大なスケールで描く。

主人公・恩地元役の上川は「演じれば演じるほど恩地元は我々と同様にどこにでもいるような等身大の人物。そういう人物だからこそ演じていて難しさや醍醐味を感じています。そういう意味では演じがいのある役だと思っています」と感想を述べ、「山崎さんの世界観やエッセンスを少しでも込められるように力を尽くして撮影に臨んでいますのでご期待ください」と力を込めた。

上川が演じる恩地元とは大学時代からの友人で、出世と引き換えに恩地と決別する行天四郎役の渡部篤郎は「偉大な原作で素晴らしいキャストの皆さんの中、果たして私に行天が務まるのか不安でやっております。まあ、務まらなければしょうがないんですけどね」と笑わせながら「(行天を演じる上で)大変なんです。本当に原作や脚本の通りにやることは大変な作業なので、日々頑張っている次第でございます」と奮闘している様子だった。

今も余震が続く熊本地震についても触れ、代表して上川が「この度の熊本地方の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りします。そして、今回の地震で被災された方にお見舞いを申し上げ、被災されたすべての地域が、一日も早く復旧することをお祈り申し上げます」とコメント。また、被害の多い益城町に近い八代市出身の夏川結衣は、終始うつむき加減だった。