琉球エアーコミューター(RAC)は3月30日、那覇空港内航空整備センターで開催された披露式典で、ボンバルディアQ400CC(カーゴ・コンビ)2機を披露。RACは同機のローンチカスタマーで、披露されたQ400CCはRACが発注した5機のうち最初の2機となる。

琉球エアーコミューターはQ400CC(カーゴ・コンビ)のローンチカスターとなった

Q400CCはQ400の貨物室を拡張したタイプで、全長は約10m増の32.8m、貨物積載能力は最大2,540kg(5,600lb)、乗客定員は50人となっている。Q400CCは4月15日から、那覇=久米島など4路線で運用される予定。なお、RACはQ100を4機とQ300を1機所有しており、沖縄諸島から国内旅客便を運航している。

琉球エアーコミューターのQ400CC(カーゴ・コンビ)

RACの伊礼恭社長は披露式典で、「収益性の高い効率的な運航業務を20年近く続けてきた弊社が、機材を拡充してQ400CCの運航を開始する最初の航空会社となることを誇らしく感じています。本日は、ボンバルディアとの継続的な協業における重要な節目であり、沖縄のビジネスとレジャーのハブを提供する弊社の成長戦略に新たな1ページが開けました」とコメントしている。

Q400ファミリーは40カ国60社以上の企業が運用しており、正式発注数は2016年3月現在、547機となっている。

貨物積載能力は最大2,540kgに拡大した