パピレスとGYAOの合弁会社・ネオアルドが行っていた、縦スクロール形式のコミック「タテコミ」を対象とした「第1回タテコミコンテスト」の受賞作品が24日、発表された。

最優秀賞に選ばれたのは、古代中国を舞台にした洛太郎さんの『忌塊-キカイ-』。審査員からは「タテコミならではの縦スクロールの利用を意識し、その中で圧倒的な画力で非常に動きのある表現を行った点は多くの作品の中でも目を見張るものがありました」と評価された。

同作には、賞金50万円に加え、Yahoo!ブックストアと、パピレスの電子貸本サービス・Renta!での連載権が与えられ、ネオアルド独自の次世代コンテンツ「コミックシアター」としても展開される予定だ。

また、各部門賞(賞金10万円)は、少年部門賞に樹月敏郎さんの『しょーと パラれーる』、少女部門賞に壱位いゆきさんの『めがこいっ!』、青年部門賞にまつおそらさんの『パラサイト・マンション』、BL部門賞にゆこさんの『幸介と風汰』が決まった。

「タテコミ」とは、縦スクロール形式で閲覧するスマートフォンに最適化されたコミックの名称。今回のコンテストでは、この表現方法に限定して、少年・少女・青年漫画など、ジャンルを問わず、作品を募集していた。