大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で16日、3月18日にスタートする開業15周年イベントのプレスプレビューが行われ、新しいジェットコースター「ザ・フライング・ダイナソー」をひと足早く体験した。

フライング・コースター「ザ・フライング・ダイナソー」

「ジュラシック・パーク」エリアに誕生したこのアトラクションは、一般的な座るタイプではなく、うつぶせの状態で乗るフライング・コースター。空を飛ぶ恐竜プテラノドンに背中をつかまれたようなイメージで、上空で360度振り回される。大規模フライング・コースターが日本に上陸するのは今回が初となる。

体験する際は、衣服のポケットをすべて空にし、荷物は棚に置いて手ぶらにしてから、1列4人掛け・縦8列の機体に搭乗。座って安全バーで体を固定し、出発直前に90度回転してうつぶせ状態に。空中に浮いているような今まで体験したことのない感覚に、この時点で「キャー!!」と叫び声を上げる人が続出した(絶叫系が苦手な私ももちろん…)。

出発してすぐに最初の絶叫ポイントとなる、約50mの高さから37.8m急落下するファーストドロップに。空高く上がっていき、「ジュラシック・パーク」エリアの景色を楽しみながら最高点に達した途端、頭から落ちるという、初めての感覚を味わった。

そして、上昇や落下、ターンなどを繰り返し、風とスリルを体感。途中、あおむけになったまま通過するトンネル「ダイナソー・ケーブ(恐竜の洞窟)」もあり、それまで目の前に広がっていた外の景色から一転、洞窟の暗闇はまた違ったスリルが感じられた。この時は、プテラノドンに背中をつかまれるのではなく、引っ張られていると想像しよう。

ちなみに、「ザ・フライング・ダイナソー」は、フライング・コースターとしては世界最長(全長1,124m)、世界最大の高低差(51.9m)。トンネルの導入も、フライング・コースターで世界初となる。また、上昇しながら機体をひねり、頂上に達したら一気に180度旋回する"インメルマン・ターン"も、フライング・コースターとして世界初。15周年にふさわしい、"世界初"尽くしだ。

2014年7月に誕生したジェット・コースター「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」も、今までにない感覚に驚かされたが、今回も新感覚。隣の女性2人組も「空を飛んでいる感じ」「初めての感覚」と大興奮だった。プテラノドンに振り回されている気分で、空飛ぶ爽快感を楽しんでほしい。