具体的に結婚を考える際に、結婚相手の経済状況を気にする人は多い。結婚を決断するにあたっては、現在の収入はもちろんのこと、将来性や貯蓄額、あるいはローンや借金の有無なども重要なポイントとなるかもしれない。そこで今回は、マイナビニュース会員221人に、「結婚するとき、事前に借金の有無は確認したか」を聞いてみた。

Q.結婚するとき、事前に借金の有無は確認しましたか?

はい 29.9%
いいえ 70.1%

Q.借金の有無を確認した理由を教えてください

・「家のローンなど特別なものを除き、借金をするような価値観の人とは結婚できないから」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)
・「確認といえば大げさで、これも普通の会話として流れていった、そんな感じです」(68歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「借金があるといくら収入があっても、収入をあてにできなくなるためです。それに金銭管理ができなくて、借金まで作っちゃう人はパートナーとして論外です」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「結婚したら家計が一緒になるので、借金の有無と、借金があるならおおよその額を知りたかったので」(38歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「住宅ローンを組む予定があったので」(43歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/公共サービス関連)
・「特に真剣に聞いたわけではありませんが、基本的に借金のある人とは金銭感覚がまったく違うので、雑談の中で借金があることがわかれば結婚しなかったと思います」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「パートナーが無職だったことと、子どもを育てなければならなかったから」(50歳女性/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「今後の生活設計に大きく影響するため。借金があるのであれば、その返済額も含めて、月額の生活費、貯金可能額を計算しないといけないから」(29歳女性/その他/その他・専業主婦等)

Q.借金の有無を確認しなかった理由を教えてください

・「確認する必要性を感じなかったから」(50歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「貧乏そうではあったが、借金はなかろうと思っていた」(47歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「何となく借金はないと思ったので」(50歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「よく稼いで、貯金があると言っていたので、借金があるなどとは思いも寄らなかったので」(66歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「結婚式の準備などを通し、お互い借金はないのは判っていたので、あえて聞くこともなかったな」(41歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「相手からの申告がなかったから、あっても大したことはないと思った」(42歳男性/不動産/事務・企画・経営関連)
・「借金をするような人ではないと思ったから」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「こちらは男なので、恋人に借金があろうがなかろうがどうでも良いコトだった」(63歳男性/その他/その他・専業主婦等)

■総評
結婚をするときに、事前に借金の有無は確認した人は29.9%、しなかった人は70.1%で、約7割の人がパートナーの借金の有無の確認をしていなかった。

確認した理由は主に、「大事なことなので、確認しておくのが当然」「不安だから」「結婚したら自分も無関係ではいられないから」「トラブルを避けるため」などが挙った。特に女性に、結婚前に相手の経済観念を確認しておきたいという意向が強く感じられた。ほかに、「自分の借金を確認されたから」「自然にばれたから」など、不可抗力で確認せざるを得なくなったケースもあった。

確認しなかった理由としては、「信用しているから」「特に気にしない」「何とかなると思ったから」「思いつきもしなかった」など、鷹揚な意見が目立っている。また、「同僚なのでなんとなくわかるから」「学生からの付き合いなので、大きな借金はないと知っていた」など、すでにパートナーの経済状態をある程度把握している場合や、「失礼だから」だから聞きにくいという意見もあった。

そのほか、「あったら一緒に返せばいいと思った」という男気のあるコメントがある一方、「相手の借金は相手のもので、自分は払うつもりもないから」というクールな見解も。なかには、「資産家のお嬢様だから」確認の必要はなかったという、ちょっぴりうらやましい男性もいた。

結婚前の借金は、納得の上であればよいものの、結婚後に発覚した場合にはさまざまなトラブルに発展する可能性もある。円満な結婚生活をスタートさせるためにも、結婚前に最低限、お互いの金銭の価値観を確認しあうことは必要かもしれない。

調査時期: 2016年2月24日~2016年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計221人(男性: 137人、女性: 84人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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