京阪電気鉄道は3月21日、京阪線旧特急色をまとった600形車両(603-604号車)のラストランイベントを石山坂本線で実施する。

京阪線旧特急色の石山坂本線600形

同車両は、かつて260型・300型車両に施していた京阪線旧特急色のカラーリングを再現したもので、大津線開業100周年を記念して2012年9月から運行開始。すでに京阪線では見ることのできない旧特急色が見られる車両として人気だったが、3月21日の運行をもって営業運転を終了する。

ラストランイベントは、石山坂本線で運行しているイベント列車「おでんde電車」を当日限定で同車両で運行する「おでんdeラストラン」が中心に。午前の部・午後の部の2回設定され、各部68名を募集する。

午前の部・午後の部とも「おでんdeラストラン」に約90分間乗車。午前の部は近江神宮前駅を発車し、石山寺駅を経由して四宮駅でトイレ休憩のため停車し、浜大津駅で解散。午後の部はトイレ休憩が坂本駅、解散場所が近江神宮前駅へそれぞれ変更となる。

その他、錦織車庫内での撮影会(約50分)や、当日限定のヘッドマーク即売会にも参加できる。また、4分の1サイズのラストラン特別仕様ヘッドマークプレートが記念品として参加者全員にプレゼントされるという。参加費は大人・こども同額で8,000円。参加申込みは3月5日10時から、京阪電車大津線ウェブサイトの「e-kenetマーケット」で受け付ける。