生理前と生理後、女性の性欲が強くなる時期はどっち?

皆さんは、恋人やパートナーと性行為をするとき、どんな方法で避妊していますか? おそらく日本では、コンドームを使っているカップルが多いと思います。

「ちゃんと毎回つけているから大丈夫」という人、ちょっと待ってください。コンドームは正しく使えていますか? 「彼に任せているからよくわからない」なんてこと、ありませんか?

コンドーム使用でも妊娠するって本当?

日本ではもっともポピュラーな避妊法であるコンドームですが、避妊効果は100%ではありません。そのため、コンドームを使用しても妊娠する可能性があるということを覚えておきましょう。

「避妊に失敗して妊娠する」という失敗率を示す指標に「パール指数」と呼ばれる指標があります。これは「100人の女性がこの避妊法を1年間用いた場合に、何%の方が避妊に失敗したか」を示す確率です。

ゴムのみの避妊で妊娠する確率

コンドームの場合、正しい使い方をした場合でも、失敗して妊娠する確率は2%ほどあり、一般的な使用法では18%程度と言われています。ちなみにピルの場合、避妊目的に用いられている低用量のピルで0.3%、飲み忘れがあったら8%とされています。

100%ではないとはいえ、正しくコンドームを使えば98%という高い避妊率が見込めるわけですから、避妊法として有効なことも事実。ポイントは「使い方」にあると言えるでしょう。

避妊したのに妊娠する原因

コンドームで避妊しても、正しく使えていなければ約6組に1組が「望まない妊娠」を経験するという計算になっています。続いて、コンドームの避妊効果を下げてしまう原因をみていきましょう。

コンドームの装着の不備

コンドームの使い方に関して、まず間違いがちなのが、装着のタイミング。射精の瞬間につければいいと思っている人が多いようですが、最初に男性器(ペニス)を膣(ちつ)に入れる前に装着することが大切です。

そして装着する際は、ペニスが十分に勃起した状態で、先端の「精液だまり」をつまんで空気を抜いてから、コンドームを亀頭にかぶせ、隙間に空気が入らないよう気をつけながらペニスの根元までおろします。

女性が男性にコンドームをつけてあげる際は、長い爪でゴムを傷つけないよう十分に注意しましょう。ゴムの傷や破れは、避妊の失敗につながります。

射精後は、そのままにしているとペニスが小さくなって精液が膣内に出てしまうので、コンドームをつけたまま、速やかに膣からペニスを出します。その後、精液がこぼれないよう口をしっかり縛って処分しましょう。

コンドームの保管の不備

コンドームの保管方法に不備があると、妊娠する確率が高まります。例えば使用期限です。コンドームには使用期限が定められているのですが、その期間を過ぎたものを使用すると品質面での劣化が懸念され、避妊効果が低下します。 「人からもらったコンドーム」や「いつからあるかわからないコンドーム」などは、そもそもゴムに穴が開いている可能性があります。そのようなケースでは、どれだけ正しい装着をしようと期待している避妊効果は望めません。