主婦向けクラウドソーシングサービスの老舗「シュフティ」を運営するうるるは18日、「シュフティ」登録ワーカーの人力を活用した空き家情報データベースサービス「空き家活用ポータル」の提供を開始すると発表した。

「空き家活用ポータル」

対応エリアは、サービス開始時点では東京都内23区を中心に約1,500件の登録数を保有し、今後は全国に広げていく予定。サービス開始1年目で東京都内を中心に80,000件の空き家情報の収集を目標としている。

うるるでは、昨年11月に全国約27万人の「シュフティ」登録ワーカーが「在宅」での働き方にとらわれず活躍できる外出のお仕事に特化したマーケットプレイス「シュフティ外出」をリリース。

その際、不動産仲介会社や不動産活用コンサルタント会社、リフォーム会社などから、一軒家やマンションの空き家確認や写真撮影などでの登録ワーカー活用について相談が多かったことをうけ、このたび新たに自社でシュフティのワーカーを活用した空き家情報データベースと付随サービスを提供する「空き家活用ポータル」を開始した。

「空き家活用ポータル」では、実態が把握しづらく社会問題となっている空き家に関して、全国27万人の「シュフティ」登録ワーカーがスマートフォンの専用アプリなどを使い対象エリアの空き家情報を収集し、うるるがそれらの情報をもとにデータベースを構築。

同サービスでは、無料会員サービスと月額有料会員サービスがあり、無料会員サービスでは都道府県や市区町村など大まかな住所情報からの空き家情報検索や、敷地面積や築年数、賃貸・分譲などの条件による空き家情報検索ができる。

月額有料会員サービスでは月額2万円(税別)を払うと、詳細な住所、物件名、外観の写真など、より具体的な空き家情報を1件100円から購入することが可能。さらに、うるるが収集した新しい空き家情報を随時メールで受け取ることができる。オプションとして、うるるから物件所有者へのDM配信などのサービスも行う予定という。