JR東日本仙台支社は、2016年3月26日に実施するダイヤ改正に合わせ、仙石線陸前赤井~蛇田間に新駅・石巻あゆみ野駅を開業すると発表した。

仙石線の新駅「石巻あゆみ野駅」外観イメージ

石巻あゆみ野駅は、陸前赤井駅から2.1km、蛇田駅から1.4kmの地点に開設。普通車両4両分に対応するホーム1面(延長約85m)と待合室を設けた無人駅で、普通列車が上下各19回停車する予定。石巻市が駅前広場を整備し、駐車場、駐輪場、公衆トイレを設置する。

仙台支社管内のダイヤ改正ではその他、複数の線区で列車接続が改善される。石巻駅での乗換え利便性も向上。現行の石巻駅8時17分発小牛田行を8時22分発に見直し、石巻駅に8時19分に到着する仙石東北ラインの列車からの乗換えを可能にする。女川駅14時59分発石巻行の列車は到着時刻を早め、石巻駅15時24分発あおば通行への乗換えができるようになる。

石巻駅に16時58分に到着する女川駅発の列車と、石巻駅16時51分発の仙石東北ラインの列車(仙台行)の時間も見直し、石巻駅16時51分着から同駅16時54分発仙台行に乗り換えられるようにする。

福島~仙台間を結ぶ快速「仙台シティラビット」は、上下各3本が新たに南仙台駅と長町駅に停車することに。福島駅では、9~14時台の東北新幹線下りから在来線(白石・仙台方面)の接続が平均20分程度から平均10分程度に短縮される。

小牛田駅でも、現行の同駅8時50分発一ノ関行を9時5分発に見直し、朝通勤時間帯の陸羽東線(鳴子温泉駅8時01分発・小牛田駅8時59着)・石巻線(女川駅7時34分発・小牛田駅9時0分着)の列車からの乗換えを可能にする。なお、東北本線では利用状況に合わせ、小牛田~一ノ関間の運転本数が見直される方針だ。