JR東日本は北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業にともなう2016年3月26日のダイヤ改正で、特急「つがる」の輸送体系を見直す。奥羽本線津軽新城・新青森~青森間では、特急「スーパー白鳥」「白鳥」に代わる新幹線アクセス列車も新設される。

特急「つがる」はE751系を使用し、秋田~青森間で運転される

特急「つがる」に使用されるE751系は2000年、盛岡駅発着の特急「スーパーはつかり」の車両(6両編成)としてデビュー。2002年12月の東北新幹線盛岡~八戸間開業から2010年12月の東北新幹線八戸~新青森間開業まで、八戸~弘前間で運転された特急「つがる」に使用された。2011年4月から現行の秋田~青森間特急「つがる」の車両となり、6両編成から4両編成に変更した上で投入された。

特急「つがる」は来春のダイヤ改正以降、北海道新幹線から新青森駅で乗り継いだ場合に乗継割引が適用され、特急料金半額で利用可能に。東北新幹線から新青森駅で乗り継いだ場合の乗継割引も引き続き適用される。

その一方で、利用状況に応じて同列車の運転本数が見直されることになり、現在運転される5往復のうち、秋田駅7時5分発「つがる1号」・同駅17時32分発「つがる7号」、青森駅5時43分発「つがる2号」・同駅18時46分発「つがる10号」の2往復が「ご利用の少ない列車」として運転取りやめとなる。これに代わる列車として、奥羽本線秋田~弘前間に快速列車を1往復新設。「一部ボックス席を備えた701系電車」2両編成で運転される。

秋田・青森地区の快速・普通列車も見直し

特急「つがる」の代替となる快速は、上りが現行の「つがる2号」に代わり、弘前駅6時29分発・秋田駅8時40分着で運転。下りが現行の「つがる7号」に代わり、秋田駅17時30分発・弘前駅19時39分着での運転となる。ともに弘前駅で青森方面の普通列車に接続する。

現行の特急「スーパー白鳥」「白鳥」も北海道新幹線開業で運転取りやめとなることから、奥羽本線津軽新城・新青森~青森間では新幹線アクセス列車を新設。新幹線利用者の利便性を確保する。なお、青い森鉄道線から新青森駅への直通列車については、青い森鉄道の輸送体系の見直しにともない、1往復が運転取りやめとなる。

秋田・青森地区では、奥羽本線・羽越本線で運転される快速・普通列車の見直しも進められる。朝の時間帯の湯沢発秋田行・羽後本荘発秋田行・大館発秋田行の快速列車は、秋田市近郊の駅を中心に停車駅を追加。現行の大館駅8時6分発・秋田駅9時40分着の快速列車は、特急「つがる」に代わる快速列車が新設されることもあり、普通列車に変更しての運転となる。現行の青森駅7時9分発・弘前駅7時49分着の快速列車も普通列車となり、行先を大館駅に変更して運転される。

五能線は東能代~能代間で運転される区間列車のうち、早朝の下りと14時台の下り・上りの計3本が運転取りやめに。北上線は北上~横手間の普通列車のうち1往復に関して、運転区間が北上~ほっとゆだ間に短縮される。北東北エリアのJR線ではその他、山田線大志田駅・浅岸駅の廃止も発表されている。