オウチーノ総研は18日、「『失敗』に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は12月8日~11日、対象は20歳~59歳の男女、有効回答数は698件。

人生最大の失敗は?

「『人生最大の失敗』をしたことはあるか」という質問をした結果、「ある」と回答した人が49.3%、「特にない」が50.7%だった。

「人生最大の失敗」の中で最も多かったのが「受験・進学」(18.9%)、以下「結婚」(12.2%)、「金銭関係」(11.3%)、「恋愛・異性関係」(9.3%)、「就職活動」と「仕事」(共に8.7%)と続いた。

男女別に見ると、男女ともに「受験・進学」が最多(男性18.1%、女性19.7%)。男性は、次いで「金銭関係」(14.5%)、「仕事」(10.2%)だった。女性は「結婚」(14.6%)、「恋愛・異性関係」(10.7%)と続いた。

「『人生最大の失敗』をしたことはあるか」(男女別)

「金銭関係」については、「投資に手を出したら、増えるはずと思っていたものがことごとく下落した」(58歳/女性)、「倒産して株券が紙切れになった」(48歳/男性)、「豪遊し、借金をしてしまったこと」(52歳/男性)、「闇金に手を染めてしまった」(36歳/男性)、「貯金をしっかりしなかったこと」(33歳/女性)、「友人に金を貸したこと」(54歳/男性)、「ソーシャルゲームで多額の課金をしてしまった」(29歳/男性)などの声が上がった。

「『人生最大の失敗』から学んだことや気づき」について聞いたところ、「金銭関係」について最も多かったのが「金の貸し借りをしてはいけない」だった。具体的には「金の貸し借りはプロの仕事であり、素人は手を出してはいけない」(35歳/男性)、「親しくても金の貸し借りは慎重に」(54歳/男性)、「世の中にうまい話はないということ」(54歳/男性)、「計画性を持つことが大事」(27歳/女性)、「他力本願は失敗の元である」(55歳/男性)、「自分を見つめ直す冷静さをもつこと」(45歳/男性)などの声が寄せられた。

「振り返ってみると、『人生最大の失敗』を経験できて良かったと思うか」という質問をした。結果、「とても良かったと思う」と回答した人が12.4%、「どちらかというと良かったと思う」が22.7%、「どちらかというと良かったとは思わない」が23.3%、「全く良かったとは思わない」が41.6%だった。

「振り返ってみると、『人生最大の失敗』を経験できて良かったと思うか」

「『最大の失敗』の前から人生をやり直せるとしたら、やり直したいか」と聞いたところ、「とてもやり直したい」という人が56.1%と半数を超え、「どちらかというとやり直したい」が22.4%、「どちらかというとやり直したくない」が7.0%、「全くやり直したくない」が14.5%だった。

「『最大の失敗』の前から人生をやり直せるとしたら、やり直したいか」

2015年最大の失敗は?

「2015年の『最大の失敗』は何か」を尋ねたところ、「金銭関係」について最も多く挙がった。

具体的には「通販で値段を1桁間違えて買ってしまった」(31歳/男性)、「ポイント欲しさに、クレジットカードを頻繁に使い、自己破産した」(43歳/男性)、「住宅ローンの申込先を十分検討できずに決めてしまったこと」(35歳/男性)などの声が聞かれた。