お笑いタレントのビートたけしが、来年1月2日(15:45~18:30)に放送される関西テレビ・フジテレビ系トークバラエティ番組『新春大売り出し! さんまのまんま30周年スペシャル』に出演し、自身のバイク事故を振り返って「あん時、死んどきゃ良かった…」と当時のつらい心境を吐露する。

『新春大売り出し! さんまのまんま30周年スペシャル』に出演するビートたけし

たけしが、盟友・明石家さんま司会の同番組に出演するのは、約9年ぶりで今回が4回目。たけしは1994年に、バイク事故を起こして重傷を負ったが、「あん時、死んどきゃよかったと思ってた。"天才たけし、死ぬ!"とかさ(笑)」と当時の心境について衝撃の告白。続けて「映画で賞を獲るまではつらかった」と言葉少なに振り返る。

これにはさすがのさんまも「え~!?」と驚がく。「(その時に)言ってよ!」と言いながら、「何もできないけど、笑うことはできたよ」とさんま流の思いやりを伝えるが、たけしは苦笑いして「そんなバカな笑いがどこにある(笑)!」とツッコミで返す。

また、話題は先日行われた『M-1グランプリ』にも。たけしは、トレンディエンジェルの優勝に触れ、「こないだ若手ハゲが優勝したけどさ。(出場していた全員が)俺たちよりずっと(漫才が)うまいだよ」と現代漫才の進化ぶりを褒め称えるも「飛び抜けている人がいない」と、カリスマ性に欠ける部分を指摘。これを受け、さんまも「みんなネタがうまいのは認めるけれど…」と相づちするなど、ともに今後のお笑い界を心配し、真面目なお笑い評を繰り広げる。

さらにたけしは、自身の引退についても言及し、「なんで俺が現役かって言うと、負けてないと思ってるんだよ」としっかり前を見ながら断言。「ハッキリと負けたと思ったら、リタイアってなると思うんだよ」と、まだまだ堂々の現役宣言をすると、さんまは大喜びして、たけしを叱咤(しった)激励する。

今回の特番には、女優の宮沢りえも出演し、26年前の初対面をさんまと宮沢が振り返る。ほかにも市川染五郎、松本金太郎、コージー冨田、原口あきまさ、ホリ、みかん、福田彩乃らが出演。毎年恒例の今田耕司・井上真央のおすすめ芸人コーナーには、6組の若手が登場する。