俳優の坂口健太郎らが、女優・杏の初主演映画『オケ老人!』(2016年秋公開)に出演することが2日、発表された。

映画『オケ老人!』でバイオリンを弾く杏

原作は、荒木源氏による同名小説。杏は、梅が岡高校に赴任してきた数学教師・小山千鶴を演じる。着任早々、地元の文化会館でアマチュアオーケストラの演奏を聴いて、入団を決意。しかし、向かった"梅が岡交響楽団"(以下"梅響")は年寄りだらけで、感激したコンサートはエリート集団"梅が岡フィルハーモニー"と判明。"梅響"は老人たちの下手くそなオケとわかりつつ、指揮棒を振ることになる千鶴の姿と"梅響"の面々を描く。

発表されたキャストは坂口のほか、黒島結菜、光石研ら。坂口は梅が岡高校の後輩英語教師で千鶴がひそかに恋心を抱いている坂下くん役を、黒島は千鶴が数学を教えるクラスの生徒・野々村和音役を、光石は"梅が岡フィルハーモニー"のコンマスでありOSAWA電器の社長・大沢義郎役をそれぞれ務める。

加えて"梅響"のメンバーには、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎、喜多道枝、茅島成美、森下能幸らベテランキャストが集結。笹野は商店街にある電器店を経営するがOSAWA電器に買収される危機に直面している第一バイオリン担当の野々村秀太郎を、左は寿司屋を経営するクラリネット担当のクラさんを、小松は呉服屋経営のチェロ担当・トミーを、藤田はトミーの連れ合いのオーボエ担当・マーサを、石倉はティンパニ担当の大工の棟梁役を、喜多は軽い認知症を患う第二バイオリン担当・しま子を、茅島は元高校教師のフルート担当・真弓センセイを、森下はトランペット担当のラバウルを演じる。

クランクアップを迎えた杏は、「大先輩方があまりに多く、皆さん相当飛ばしていくので、テンションが持つかとハラハラしました(笑)」と吐露。続けて、「1日中その高いテンションを持続される体力にびっくりしましたし、遊び心や若さというものも大先輩たちの方があったように思います」と初主演だけでなく、ベテランの共演者がいてこその経験を口にする。

また、「クラシックは敷居が高く、お金持ちでないとできないイメージだった」と先入観があったことを告げながらも、「老人たちが一所懸命演奏している姿を見て、皆で1つのことを成し遂げるというのは楽しいことはもちろん、尊いことですし、大事なことなんだ」と実感。その上で、「好きなことをやるのに年齢や環境は関係ない、思いさえあれば楽しく挑むことができるんだ、やりたいことをやってもいいんだというメッセージが伝われば」「若い方だけでなく、お年を召した方にも見ていただき、楽しんで元気になっていただければなと思います」とアピールしている。

キャスト陣の集合写真