京浜急行電鉄は、12月5日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。平日朝の時間帯に、三浦海岸駅・横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅から品川駅・泉岳寺駅まで座って乗車できる「モーニング・ウィング号」の運行開始が今回の大きなポイントとなる。

「モーニング・ウィング号」に使用される2100形の外観と車内

「モーニング・ウィング号」は、平日限定で三浦海岸駅6時9分発・品川駅7時28分着の「モーニング・ウィング1号」、三浦海岸駅7時56分発・泉岳寺駅9時22分着の「モーニング・ウィング2号」の2本を設定。乗車の際、乗車券に加えて三浦海岸駅・横須賀中央駅・金沢文庫駅・上大岡駅で販売する着席整理券(当日券300円)が必要になる。月単位の1カ月券(5,500円)も販売される。

平日ダイヤではその他、下り列車の運行パターン変更による夕方ラッシュ時の所要時間短縮、羽田空港発着列車の増発・延長運転による羽田空港アクセス向上も図られる。

土休日ダイヤも羽田空港発着列車の増発・延長運転を行うほか、朝の時間帯に品川駅で折返しとなる特急・快特の一部列車を泉岳寺駅折返しとすることで、都営浅草線との接続を強化。羽田空港行の一部列車を快特からエアポート急行にする種別変更も実施される。改正後のダイヤは、平日ダイヤが12月5日、土休日ダイヤは12月7日から適用となる。