ボクシング元世界3階級制覇王者で現役引退を表明した亀田興毅(28)が、25日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)にゲスト出演し、今後の展望を語った。

現役引退を表明した亀田興毅

現役続行にも未練がある中での決断だったという亀田は、「何でも引き際が大事」とさっぱり。「このままボクシングずっとやっていたとしても、どこで辞めるのかゴールがないから、自分で決めて辞めた」とその経緯に触れた。

これからのことに関しては、総合格闘技への転向を「絶対に無理です」と否定。「プー太郎です……」と自虐ネタを交え、「自分を応援してくれていた人たちとか周りの人たちとか、すばらしい人たちがいっぱいいてるので話を聞いて、いろいろなことに携わっていきたい」と抱負を述べた。

また、「ボクシングのおかげで今がある」とした上で、「恩返しじゃないですけど、ボクシングをもっともっと発展させていきたい」と意欲。コミッショナーがなくプロ化が進まないアジア諸国の現状に触れ、「そういうものをいろいろなところで作っていきたい」「アジアを活性化させたい」「自分はいろいろな商売をやって、もっともっとビッグになって」と熱弁した。

当面の肩書については、「プー太郎でいいんじゃないですか」と笑いを誘う亀田。タレントの転向は、今のところ考えてないという。

亀田は今月17日、アメリカ・シカゴで行われたボクシングWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで河野公平に敗れ、現役引退を表明した。戦績は35戦33勝(18KO)2敗。