普段あまりお料理しない人でも、「塩」だけは常備しているはず。そんな当たり前の塩、塩味をつけるだけではないこと知っていましたか? 実は、塩は素材のうま味を引き出す重要な役割を持っています。ここで紹介するのは、塩を使ってかぼちゃの煮物をおいしくする方法です。

重要なのはタイミング

鍋にごく少量の油を入れて熱します。

一口大に切ったかぼちゃを入れ、ここで「塩をひとふり」します。このタイミングがとても重要。この塩があるかないかで、できあがりの味がかなり違います。

何となく生っぽい匂いがしなくなるまで、よーく炒めます。

少量の水を加えてフタをして、カボチャが柔らかくなるまで煮ます。

これだけで、カボチャの甘みが引き出され、他の調味料がいらないくらいおいしい煮物ができます。お試しあれ。ただし、カボチャによって甘さはそれぞれ違うので、味が足りない時は、醤油やみりんなどを足してください。

この塩づかい、他の野菜を炒める時にも応用可能。ポイントは、熱した油に野菜を入れたら、すぐ塩! それから炒めるということ。玉ねぎやにんじん炒めが甘~くなります。あなどるなかれ……塩!!

執筆:Julian
インタビューから旅紀行までこなすフリーのライター&エディター。リマ・クッキングスクール師範科修了。お料理大好きだけど、素材が良ければレシピはいらないと実は思っている。旬の野菜やオーガニックな素材、丁寧に作られた調味料などぜひ活用してみてください。

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