兵庫県神戸市のメリケンパークや東遊園地など複数の会場で9月19日~11月23日、芸術文化の祭典「神戸ビエンナーレ2015」が開催される。

神戸ビエンナーレ大賞「毟」山口たすく

2年に1度の芸術文化の祭典

同イベントは神戸に国内外の芸術文化の力を結集して、アートのさらなる飛躍を図るとともにまちのにぎわいづくりや活性化につなげることを目的として開催される。みなとまち神戸を象徴するウォーターフロント「メリケンパーク・ハーバーランド・元町高架下エリア」をはじめ、神戸の中心地・三宮に位置する「東遊園地・フラワーロードエリア」や中央区・灘区を南北に結ぶ「ミュージアムロードエリア」を主会場とするほか、市内一円で展開される。

「土佐琳派 音で作られたいけばな」土佐尚子

神戸市の友好都市である中国・天津市からアーティストを招聘(しょうへい)し、作品を展示する「海外招待作家展」や神戸ビエンナーレ2007~2013国際コンペティションで入賞した活躍中の注目作家を中心に、国内外で活躍するアーティストの作品を展示する「国内招待作家展」などを展開する。

また、兵庫県を中心に全国から集まった華道家が伝統を尊重しながらも最新の表現を追求したいけばなを披露する「いけばな未来展・野外展」、伝統的な作品から革新的な作品まで自由な表現で現代に生きる書の世界を展開する「書道展」、障がいのある人たちのアートを通して人と社会の新しいコミュニケーションの場を創出し大きな交流の輪をつくる「障がい者公募作品展」などを開催する。

さらに、手塚治虫が亡くなった1989年から現在に至るまで創作されたマンガ・アニメ・ゲームをさまざまな視点で概観する「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展」、兵庫・神戸を代表するアーティストの作品を展示する「兵庫・神戸の仲間たち展」など、多種多様な展示が行われる。