JR東日本秋田支社はこのほど、奥羽本線全線開通110周年記念キャンペーンの一環として、イベント列車「レトロこまち号」とラッピング列車「なつかしのギャラリー列車」を運転すると発表した。

電気機関車ED75形777号機と旧型客車イメージ(JR東日本秋田支社提供)

「レトロこまち号」は、秋田車両センター所属の電気機関車ED75形777号機が旧型客車5両(全車指定席)を牽引する編成に。10月10・11日の2日間、秋田~横手間を1日1往復運転する。運転時刻は往路が秋田駅9時45分発・横手駅11時25分着、復路は横手駅15時12分発・秋田駅16時41分着。この列車を往復利用するびゅう旅行商品も企画され、「レトロこまち号で行くりんご収穫体験の旅」のツアー名で発売された。

「なつかしのギャラリー列車」は、奥羽本線の歴史にまつわる写真を車内に展示して運行する列車。2両編成の701系3編成が使用され、秋田の老舗写真館「岩田写真館」所蔵の貴重な写真や、秋田支社所蔵の懐かしの写真、鉄道OBが撮りためた名場面写真など計60点(1編成あたり20点)が飾られるという。9月1日から10月31日まで、青森~新庄・酒田間を運転する。

運転期間中、「なつかしのギャラリー列車」3編成を巡るモバイルスタンプラリーを実施。中吊りポスター記載のQRコードをスマートフォンや携帯電話で読み取り、3編成すべてを達成して応募すると、抽選で100名にオリジナルフォトスタンドが当たるという。