JR東日本秋田支社はこのほど、「リゾートしらかみ」の「橅(ブナ)」編成に新製導入するディーゼルハイブリッド車両HB-E300系の外観と内装の概要を公表した。

「リゾートしらかみ」HB-E300系「橅(ブナ)」編成の外観と1・4号車内装イメージ(JR東日本提供)

2号車ボックス席・3号車フードカウンターイメージ(JR東日本提供)

「リゾートしらかみ」は秋田~弘前・青森間を奥羽本線・五能線経由で運行。現在はHB-E300系の「青池」編成、キハ48形の「橅(ブナ)」編成・「くまげら」編成の3編成が活躍しており、新造車両はキハ48形「橅(ブナ)」編成の後継として、2016年7~9月の「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」に合わせて投入される。

車両デザインは奥山清行氏が代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。外観はグラデーションとグリーンの濃淡でブナの木立や優しい木漏れ日を表現した。内装材には沿線のシンボルであるブナや杉などの木材をふんだんに取り入れ、温かみと安らぎを演出している。

新造車両は4両編成で、1・4号車には青森・秋田県産の工芸品やオブジェで装飾した展望・ラウンジスペースを設置。2号車は秋田杉や青森ヒバを部材に使用したボックス席車両となる。3号車にはフードカウンターを設け、青森・秋田が誇る地酒や白神山地の天然水で淹れたコーヒー、沿線の食などを販売するという。