東京ディズニーランドのファストパスはまずどれから取るべき?

みなさん、こんにちは。ディズニー大好きな吉田よしかです。東京ディズニーリゾートのいろいろな情報について、みなさんにお伝えしたいと思います。

今回は特に質問が多い「ファストパスってどのアトラクションからなくなるの? 」という話題について。"ディズニー・ファストパス"(以下、FP)は通常より短い待ち時間でアトラクションを楽しめるチケットですが、それぞれ発券数には限りがあります。どのアトラクションから発券を狙うと良いのでしょうか。そこで今回は東京ディズニーランドに限定して、FPが早くなくなる順番でアトラクションを紹介します。

最初になくなるのは「スティッチ・エンカウンター」

2015年8月現在、一番早くFPがなくなるのは、7月17日にグランドオープンしたばかりの「スティッチ・エンカウンター」です。平日と土日で変動はありますが、平均的に11時頃にはFPの発券を終了します。

このアトラクションはシアター式で、定員は約160名と多いのですが、やはりオープンしたばかりなので大人気。スタンバイ(通常の待ち時間)の平均時間が60~130分程度と長くなりがちなので、できるだけFPを取得した方が無難です。

2番目は「モンスターズ・インク」

東京ディズニーランドのエントランスから一番近い場所にあることもあり、「スティッチ・エンカウンター」ができるまでは、「モンスターズ・インク"ライド&ゴーシーク! "」のFPが最初になくなっていました。そのため、FPの取りにくさでいうと「モンスターズ・インク」は2番目にとりにくいと思われます。

とはいえ、「モンスターズ・インク」のFPを取得してから「スティッチ・エンカウンター」にスタンバイ、という人も多いようです。「スティッチ・エンカウンター」のFPとどちらを先に狙うかは人それぞれですが、「モンスターズ・インク」のFPは平日の場合は12時前後、土日では早い時だと10時前後に発券を終了してしまいます。

オープン15年でも安定した人気の「プーさんのハニーハント」

また、2000年にオープンした「プーさんのハニーハント」も根強い人気を持つアトラクション。このアトラクションのFPを最初に取得する人も少なくありません。

「モンスターズ・インク」同様、平日の場合は12時30分~13時30分頃、土日の場合は10時30分頃に発券終了となる場合が多いです。

"3大マウンテン"では「スプラッシュ・マウンテン」が最初に

続いては、東京ディズニーランドのジェットコースタータイプのアトラクション「スペース・マウンテン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スプラッシュ・マウンテン」の"3大マウンテン"について。この中で、常に待ち時間が100分以上になっている印象が強いのは「スプラッシュ・マウンテン」です。

「スプラッシュ・マウンテン」はFP取得率も高く、平日の場合は12時30分~13時前後、混雑している土日の場合は10時45分~11時頃にFPの発券が終了します。マウンテン系を制覇したい場合は、まず「スプラッシュ・マウンテン」からFPをゲットすることをオススメします。

"マウンテン系"アトラクションのFPは「スプラッシュ・マウンテン」からがオススメ

「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」は意外と遅くまで取れる?

「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」は、2004年オープン当初から現在まで、非常に人気が高いシューティングタイプのアトラクションです。開園後すぐにFPがなくなってしまうのでは? と思われがちなのですが、「スティッチ・エンカウンター」がオープンしてからは比較的遅い時間までFPを発券しており、以前よりも取得しやすくなりました。

平日なら13時30分頃、日によっては14時過ぎまで残っていることもあります。土日でも、12時頃までならFPを取得できる場合があるので、園内のインフォメーションボードやスマートフォンの待ち時間アプリなどで確認しながら発券しましょう。

日によっては夕方でも!? 「ビッグサンダー・マウンテン」

"3大マウンテン"のひとつ「ビッグサンダー・マウンテン」も人気のアトラクションではありますが、FPは意外と遅い時間まで発券していることが多いです。

平日だと15時~16時頃まで。ものすごく混雑している土日や祝日でも14時過ぎまで発券していることもあるため、ゲストから「あれ? まだビッグサンダーのFPが取れるよ」という声が聞かれることもしばしば。スタンバイだと70~120分程待つことが多いので、取れる時には迷わずFPを取得しておくと良いでしょう。

3大マウンテンで最も取りやすい「スペース・マウンテン」

さきほど"3大マウンテン"のFPは「スプラッシュ・マウンテン」からと言いましたが、"3大マウンテン"の中でもっともFPが取りやすいのは「スペース・マウンテン」のように思われます。

園内に入場制限がかかるほど混雑をしている日でも、13~14時近くまでFPを取得できることが多く、通常の平日では、18時~19時を過ぎてもFPを発券している日もあります。どちらかというと、FPよりもスタンバイで並んで乗るゲストが多いアトラクションですが、パレードの時間などにかぶらないようであれば、取得しておくのがベターです。

ハロウィーン時期は例外! 「ホーンテッドマンション」

「ホーンテッドマンション」は、すいているときはFPの発券自体を行わないこともあるアトラクションです。

しかし、ハロウィーンの時期は例外! ハロウィーン&クリスマスシーズンだけのスペシャルバージョン「ホリデーナイトメアー」となる時だけは、発券機の台数も増加。日によっては14時前には発券終了になるほどの人気ぶりです。

スタンバイの時間も80~120分近くになることもあるので、早めにFPを取得するよう心がけましょう。ちなみに、2015年は9月5日から2016年1月4日まで「ホリデーナイトメアー」バージョンになる予定です。

ハロウィーン・クリスマスシーズンは特に人気の「ホーンテッドマンション」

スタンバイでも比較的スムーズな「スター・ツアーズ」

「スター・ツアーズ: ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」のFP発券機は現在、「スティッチ・エンカウンター」の発券機と同じ場所(「スペース・マウンテン」左横の発券所)にあります。

スタンバイの平均時間が、長くても40分前後で推移していることが多いため、FPを取らずにスタンバイで乗車するゲストが多いのがこのアトラクションの特徴。FPを使用しても入り口付近のスロープ手前でスタンバイのゲストと合流するため、ショートカットできる部分も比較的少なめです。時間が合えば取得する、という形でも良いでしょう。


以上、私の感覚値ではありますが、FPがなくなる順番でアトラクションを紹介してみました。もちろん、日によってFPの発券状況は変わりますのでご注意を。次回は東京ディズニーシーのアトラクションを紹介しますね!

※記事中の情報は2015年8月取材時のもの

(C)Disney

著者プロフィール: 吉田よしか(ヨシダヨシカ)

東京ディズニーランドが開園した1983年以降、30年以上に渡りパークに通い続けているディズニーの達人。『TVチャンピオン』(テレビ東京)の「ディズニー通選手権」出場、『東京ディズニーリゾート知識王No.1決定戦』(日本テレビ)優勝経験を持つ。「親子ディズニー通選手権」では、夫と娘も同番組に出場。現在は、家族全員(夫、長女、長男)ディズニーファンとして、テレビ・雑誌・ラジオ・新聞など各メディアで活躍中。年間300日以上パークに足を運び、最新情報やディズニー関連情報などを毎日紹介するAmeba公式ブログ『吉田さんちのディズニー日記』は1日平均50万PVを誇る。
著書に『東京ディズニーランド・シーお得技ベストセレクション』(晋遊舎)、『ディズニーシーであった心温まる物語』(あさ出版)がある。