(左から)森久保祥太郎、小野賢章、竹内順子、ボルトの着ぐるみ、三瓶由布子、中村千絵、菊池こころ、岸本斉史。

岸本斉史原作による劇場アニメ「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」の公開を記念したカウントダウンイベントが、公開前夜にあたる昨日8月6日の23時30分よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた。

イベントには製作総指揮を手がけた岸本をはじめ、うずまきボルト役の三瓶由布子、うずまきナルト役の竹内順子、うちはサラダ役の菊池こころ、うちはサクラ役の中村千絵、奈良シカダイ役の小野賢章、奈良シカマル役の森久保祥太郎が登壇。連載、映画の製作をそれぞれ終え「結構暇になった」と挨拶した岸本は、「連載中は自分のことをナルトだと思って、感情移入して(作品を)描いていたんです。そう考えると担当編集者はサスケでしたね。厳しいところもあってなかなか認めてくれない。最初の読者でもあり、ライバルのような存在でした」と回想する。

その後会場は、先着200万人の来場者に配布される入場特典「NARUTO-ナルト-[秘伝・在の書]オフィシャルムービーBOOK」の話題に。岸本描き下ろしによる読み切り「ナルトが火影になった日」が収められる「[秘伝・在の書]」。竹内がその内容について「岸本先生に『おい!』って言いたくなる作品ですよね」と感想を語る一方で、三瓶は「ぜひアニメでもやっていただきたいです」とラブコールを送った。

うずまき家、うちは家、奈良家と3組の親子を演じるキャストが集ったこの日のイベント。司会者がキャスト陣に「自分だったらどの家庭に入りたいか」と質問すると、奈良家が一番人気という結果に。自身も奈良家に入りたいと回答した岸本は「いやなんか……、一番まともじゃないですか(笑)」と一言。サクラがサスケと結ばれたことに対し、中村が「サクラが幸せになってくれてよかった」とコメントすると、岸本は「でもサスケとサクラも今後どうなるかわからないですよね。幸せそうなのを見ているとイジりたくなっちゃう」と茶目っ気を見せながら語った。

またロック・リーの妻が登場しなかったことについて、三瓶と竹内から疑問を問いかけられた岸本は「いろいろと事情があって出てきていないんです」と含みを持たせて回答する。その後もリーの妻について追求されると「正直に言うと考えてませんでした(笑)。先ほどは意味深なことを言ってしまったんですが、もう当分描くこともないので引っ張ってもしょうがないですよね」と明かした。

そして日付が公開初日に変わる直前には、カウントダウンを実施。日付が切り替わった後、岸本は「まずは製作中に3回も救急車で病院に運ばれながらもがんばってくれた、(山下宏幸)監督にお礼を言いたいです」と感謝の思いを吐露し、映画の出来については「僕の中でマンガ以上のものを作りたいという思いがあって、本当に作りました。100点(の映画)だと思います」と力強く宣言した。

映画「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」は、本日8月7日に全国東宝系にて公開。なおコミックナタリーでは、昨年公開の映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」Blu-ray&DVDの発売を記念した竹内への、映画ナタリーでは「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」の主題歌を手がけるKANA-BOONへのインタビューをそれぞれ掲載しているのでこちらもチェックしてほしい。