広島電鉄はこのほど、ミャンマー鉄道省の依頼を受け、鉄道車両の提供を行っているウエストコーポレーションに750形1両と3000形2編成を譲渡すると発表した。

広島電鉄750形

3000形1編成はすでに譲渡済みで、残りの車両も21日までに譲渡する予定。ウエストコーポレーションを通してミャンマーへ輸出される。ミャンマー鉄道省は交通渋滞緩和を目的に鉄道の整備を進めており、これまでも日本から中古の鉄道車両を多数購入しているが、電車の導入は今回が初めてだという。

譲渡されるのはいずれも廃車を予定していた車両。750形は大阪市電で走行していた路面電車で、1965~1968年にかけて広島電鉄に導入された。3000形は西鉄福岡市内線で走行していた車両で、広島電鉄が購入してから3両連接に改造された。