東京・秋葉原のライブ・バー「秋葉原ディアステージ」に所属し、アニメ・漫画・ゲームなど自分の趣味にコアなオタクでもある6人組アイドルユニット・でんぱ組.inc。日本武道館でのライブや全国ツアーを大成功に収めた彼女たちは、2013年にフランスで開催されたJapan Expoに日本代表として出演するなど、近年では海外にも活動の幅を広げている。

国内では、特に横浜で精力的に活動中。昨年「東アジア文化都市 2014 横浜」の広報親善大使を務め、今夏は「ヨコハマおつかれサマー大使」にも就任し、さらに、今年4~6月にテレビ神奈川で放送された主演ドラマ『でんぱコネクション フレンチ』では全編横浜ロケを実施した。本拠地・秋葉原を飛び出し、さまざまな活躍を見せるでんぱ組.inc。このたび、活動が増えている横浜への思いや、外に出たからこそ気付いた秋葉原の魅力などを聞いた。

左から夢眠ねむ、相沢梨紗、古川未鈴、藤咲彩音、最上もが、成瀬瑛美

――横浜で"大使"を務めるなど、横浜で大活躍ですね!

最上もが(以下最上):「横浜が"第2のホーム"になったね」ってよく話をしています。親善大使としていろんな国と横浜をつなげたり、横浜でいろんなイベントに参加したり。「ザ よこはまパレード」にも3年くらい出させていただいて、おなじみって言ってくださるのもすごくうれしくて、完全にホーム感が増しました。

夢眠ねむ(以下夢眠):港町だから偏見なく受け入れるという気質があるって聞いて、でんぱ組.incってコテコテのオタクでアキバ感出しているのに、「うちの街も一緒に」って言ってくださるのがうれしくて。市長も毎回ライブに来てくださって「良かったー!」って喜んでくれて、私たちのお母さんみたいに優しく見守ってくださっていて。そうやって心を開いてくれるので、私たちも心をパッて開ける。横浜にいれてうれしいですね!

――横浜ではどんな人たちがよく声をかけてくれるんですか?

夢眠:私たちのファンの世代とは違うというか、お父さんお母さんも「でんぱ組ねー!」って声をかけてくださるんです!

最上:そうそう、手を振ってくれる人が増えて、年配の方も「あらーでんぱ組ちゃんねー!」って言ってくださるのがうれしくて。最初は「だれ?」って感じだったのが、ちょっとずつ知っていただけているのかなって。

成瀬瑛美(以下成瀬):うれしー!!!

相沢梨紗(以下相沢):「横浜開港祭」で合唱をやらせてもらった時に、隣の男の子が『おはスタ』(古川未鈴が曜日レギュラーを務めるテレビ東京系の子供向けバラエティ)見てますって言ってくれて、小さい子も知ってくれているんだって。横浜に行くと、人との触れ合いの思い出が増えてうれしいです。

夢眠:横浜の人って横浜のことがすごい好きですよね! しかも開港祭の日って横浜市民のお休みなんですよね!? 私とか地元で祭りがあるって言っても積極的に行くとは思わないんですけど、横浜の人ってみんなガッて集まるので、なんかうらやましいなって。