俳優のえなりかずき(30)が、6日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『ビートたけしのTVタックル』(毎週月曜23:15~24:15)で、少年法改正について持論を述べた。

俳優のえなりかずき

この日のテーマは「選挙権年齢の引き下げに合わせて、少年法の適用年齢も18歳未満に引き下げるべきか」。すでに厳罰化しているという反対派の意見を受け、えなりは「少年は減刑される可能性が高いし、死刑になる可能性が低い」「選挙権持ったんだから当然大人」とした上で、引き下げ賛成派の立場を示した。

「法律を作る上で遺族の感情をくみ取ってあげるのは必要なんじゃないか」と投げかけるえなり。反対派から、2004年の佐世保小6女児同級生殺害事件を例に「あれも成人として裁けばいいと思う?」と聞かれると、「大人と同じ法律で裁いたとしても情状酌量されるはず」と指摘した上で、「罪と人を年齢で分けるのはおかしいと僕は基本的に思っていて」「どういう事情で罪を犯したのか。その後、どういうふうに更生していくのかは、少年法がなくても考えられる」と主張した。

また、少年院出院者の再犯率が38.5%(2011年版犯罪白書)という調査結果を受け、「10人入って3人がまた罪を犯すのは僕は怖い」。一方、改正反対派として出演した俳優・中尾明慶(27)の「7人更生していたら僕は立派な結果だと思う」という意見に「本当!?」と驚き、周囲から「じゃあ何人更生すればいいの?」と問われると、「できればみんな更生してほしい…」と答えていた。