国土交通省総合政策局は7月3日、2014年度の航空輸送統計を発表した。国内定期航空輸送の旅客数は、幹線が4,017万人で対前年度比2.1%増、ローカル線が5,503万人で対前年度比3.6%増、全体として9,520万人で対前年度比2.9%増の伸びを示し、2013年度に引き続き増加傾向にあるとしている。

2014年度路線別輸送実績旅客ベスト50。順位中の( )は前年度順位

なお貨物重量は、幹線が67万3,862tで対前年度比0.1%増、ローカル線が25万4,895tで対前年度比2.4%減、全体として92万8,757tで対前年度比で0.6%減少している。

一方、国内航空会社による国際航空輸送実績に関して、2014年度における国際航空輸送の旅客数及び貨物重量は2013年度に引き続き増加しており、旅客数は1,645万人で対前年度比9.1%増加、貨物重量は142万1,979tで対前年度比14.8%増加した。

2014年度路線別輸送実績旅客ベスト50。順位中の( )は前年度順位

今回の発表では2014年度路線別輸送実績として、旅客数ランキングベスト50も発表されいてる。1位は東京(羽田)~新千歳線で890万8,721人、2位は東京(羽田)~福岡線で822万3,757人、3位は東京(羽田)~大阪線で527万4,627人と、1~10位までは2013年度同じ順位となっている。大きな順位変動としては、2013年度に234位だった東京(羽田)~石垣(往復那覇経由)が49位にランクインしている。