日本ユニシスは25日、店舗などで国際ブランドプリペイドカードへのチャージを可能にする、チャージポイント事業を展開すると発表した。

第1弾として、ローソンの全国のローソン店舗(12,066店舗、5月末時点)で、ジェーシービーが発行する「JCBプレモカード」(国内30万店で利用可能)へのチャージサービスを7月1日から開始するという。今後、国際ブランドプリペイドカード発行会社各社にこの事業を展開し、チャージできるカードのラインアップを増やしていくとしている。

チャージポイント事業のイメージ

国際ブランドプリペイドカードは、全世界の国際ブランドカード加盟店で利用できる前払い(プリペイド)方式の電子決済サービス。原則として申し込み時の入会審査が不要、年齢制限がない、チャージ金額を超える利用ができないといった特徴があり、海外からの旅行者を含む幅広い年齢層の消費者に急速に普及することが予想されているという。

しかし国際ブランドプリペイドカードへのチャージは、これまで各カード発行会社の指定するクレジットカードや銀行口座からの振込み、発行店舗だけに限定されていたため、カード利用者が外出先で急にチャージが必要になった場合の対応が困難だったという。

日本ユニシスが展開するチャージポイント事業は、カード利用者がコンビニエンスストアなどの店舗で、24時間365日いつでもチャージできるようにする仕組みを提供する。利用者の利便性をさらに高め、国際ブランドプリペイドカードの普及を促進するため、チャージが可能となるカードの種類やチャージ拠点の拡大をしていくとしている。

日本ユニシスは、さまざまな顧客、利用者、サービス、ベンダーをつなげて新しい価値を創造するエコシステムの中核となり、社会に貢献していきたいと考えているという。今後もチャージポイント事業などを通し、利用者と企業の双方にメリットのあるサービスを目指して、日本国内の官民が一体となって展開されるキャッシュレス決済の促進を進めていくとしている。