フジテレビ系で放送されていた人気リアリティショー番組『テラスハウス』が、今年の秋に復活することが17日、明らかになった。日本でサービスを開始する動画配信サービス「Netflix」では、地上波での放送前に先行配信される。

『テラスハウス』タイトルイメージ

『テラスハウス』は、シェアハウスで同居する男女6人の共同生活を記録していく番組。俳優志望の菅谷哲也、AKB48(当時)の北原里英、グラビアアイドルの筧美和子といったメンバーが繰り広げるリアルな姿が人気を集め、番組公式のYoutube動画は、累計2億8,000万回という再生回数を記録している。

きょう17日より、世界中から"住人"の募集を開始。Netflixでは、今年秋に予定されている日本でサービス開始と同時に、配信を開始する。配信話数は18話を予定。

会見に登壇したフジテレビ大多亮常務(左)と、Netflixグレッグ・ピーターズ社長

舞台となるシェアハウスの場所など詳細は現在詰めている段階だが、17日の発表会見に登壇したフジテレビの大多亮常務は「全く新しいテラスハウスが見ていただける」と自信を見せた。

Netflixは、世界50カ国、会員数6,200万人を抱える世界最大の動画配信サービス。『テラスハウス』は『TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING』(仮)というタイトルで、世界中に配信されることになる。

Netflix側は、Youtubeでの再生回数に象徴される、ネット上での人気の高さが、Netflixとの親和性が高いと判断。大多常務とともに会見に登壇した、Netflixのグレッグ・ピーターズ社長は「『テラスハウス』は若い層に支持されていており、その若者たちがインターネットテレビを通して楽しみたいという番組であることが魅力に感じた」と期待を寄せた。

フジテレビでは、これに加え、オリジナル連続ドラマ『アンダーウェア』(英題:Atelier、全13話)も、Netflixで先行配信する。同作は、銀座の高級下着メーカーに就職した主人公・繭子が、成功をつかんでいく姿を描く作品。脚本は、安達奈緒子(『リッチマン,プアウーマン』『失恋ショコラティエ』)、演出は、尾形竜太(ABC『警視庁失踪人捜査課』)、プロデュースは関口大輔(『SP』『リッチマン,プアウーマン』)が手がける。同ドラマも、Netflixでの先行配信後、地上波で放送される予定となっている。

『テラスハウス』イメージ映像より

『アンダーウェア』イメージ映像より