交通新聞社は15日、タブレット端末アプリ「デジタルJR時刻表」のサービスを開始すると発表した。サービス開始日は5月28日。夏の臨時列車が初掲載となる「JR時刻表」6月号データから利用できるとのこと。

「デジタルJR時刻表」には、「JR時刻表」「MY LINE 東京時刻表」の時刻情報(約2,000ページ分)が収録される

月刊誌「JR時刻表」はJR6社共同編集で、おもな駅の旅行センターや「みどりの窓口」でも使用される時刻表。タブレット端末アプリ「デジタルJR時刻表」では、この「JR時刻表」に加え、首都圏100kmエリアのJR・私鉄・地下鉄の時刻を掲載した「MY LINE 東京時刻表」の時刻情報も収録されている。

同アプリの特徴として、時刻表の内容を目的に応じてカスタマイズできる機能が搭載されており、交通新聞社によれば「世界初のサービス」だという。新幹線「のぞみ」をはじめとする特定の列車、東京駅・新大阪駅など特定の駅に表示内容を絞り込むこともでき、特定の列車・特定の駅の表示を同時に行うことも可能。乗継列車時刻もワンタップで表示できるほか、日付指定を行うことで、その日に運転される臨時列車も調べられる。

その他にも、「新幹線・JR特急列車のうち、定期列車の全座席配置を収録」「経路検索機能も実装。ICカード運賃にも対応」などの特徴があり、時刻表画面にて運行情報も案内されるとのこと。フルカラー表示、拡大・縮小機能、マーカー機能なども備えた。同アプリの対応機種は「iOS 7.0以上のiPad、iPad mini」「Android 4.2~4.4、解像度1,200×1,920ドット以上のタブレット端末」とされている。

「デジタルJR時刻表」操作イメージ

アプリ本体のダウンロードは無料。初回インストール時に限り、すべての機能を14日間無料で試用できる。その後は利用日数に応じて価格が設定され、利用開始日から30日で960円、180日で5,400円、365日で9,800円(税込。iOS版・Android版ともに同額)に。サービス開始にあたり、「リリース記念キャンペーン」も実施する予定で、5月28日から7月31日まで特別価格で提供するとのことだ。