女優の広瀬アリスが、5月23日スタートのフジテレビ系ドラマ『妄想彼女』(毎週土曜23:40~24:05)で主演を務めることが11日、分かった。妄想から現実に登場する"彼女"を演じる。

『妄想彼女』で主演を務める広瀬アリス(左)、浅利陽介

同作は、ライターの地主恵亮氏が、実在しない架空の彼女との出会い・結婚・出産までを1人で撮影したデート写真を紹介しながら、空想の生活を描いて注目を浴びた小説『妄想彼女』が原案。今回のドラマでは、広瀬演じる"妄想彼女"・はるとの生活をSNSに投稿していた、浅利陽介演じる圭祐のもとに、ある日突然はるが現れる。彼女は圭祐の妄想通りに行動し、徐々に恋の味を知ることになり…。

広瀬は恋愛ドラマ初主演。「自分自身経験値が低く、どうして良いか正直わかりません。男の子の理想の女の子という役で、不安ばかりです」と吐露するが、「楽しい作品になるよう、気合を入れて頑張ります」と力強くコメント。はるについては「女子力がとても高く、とにかく明るい完璧な女の子」と分析した上で、「普段の自分よりテンションを上げて演じたいです」とイメージを語った。

一方、浅利は、自身が演じる圭祐について「ひねくれていて、『女性にもてない』とか、自分のちょっと気になる人がいても『その人は自分からいくレベルの人じゃない』とか言ったりしてるその気持ちっていうのが、なんとなく僕にもわかる部分があります」と共感。実際に、はるのような女性が現れたら「物語の設定通り、タブレットに自分がしたいことや、やってもらいたいことなど、女性に持っている理想をかなえてもらって、とにかく楽しみたいと思います」と、早速妄想を広げた。

エッジの立った作品を放送していく土曜23時台のドラマ枠「土ドラ」は、今作が復活第2弾。イギリス・ガーディアン紙が選ぶ「世界でもっとも気持ち悪い男」ランキング1位にも選ばれた地主恵亮氏が描いた異色の世界を、完全オリジナルの恋愛ファンタジーにドラマ化する。

スタッフは、脚本・大野敏哉(『世にも奇妙な物語14秋~未来ドロボウ』『FLASHBACK』ほか)、編成企画・清水麻利子(『奇跡体験!アンビリバボー』ほか)、演出・プロデュース後藤庸介(『世にも奇妙な物語14秋~未来ドロボウ』ほか)。