サッカー日本代表・本田圭佑選手のモノマネネタでおなじみのお笑いタレント・じゅんいちダビッドソンが23日、イタリア・ミラノから"緊急帰国"し、大阪・関西国際空港で会見を行った。

イタリア・ミラノから関西国際空港に"緊急帰国"したじゅんいちダビッドソン

じゅんいちのミラノ訪問は、今年2月に優勝を果たした『R-1ぐらんぷり2015』のごほうび特番『じゅんいちダビッドソンのミラノで伸びシロ見つけました』(関西テレビ・フジテレビ系 5月17日 深夜0:45~1:45放送)のロケのため。番組では、じゅんいちが元・サッカー日本代表選手・前園真聖とともに本田選手が所属するACミランの本拠地・ミラノに向かい、ゆかりの地を巡るほか、伝統のミラノダービーを観戦。より本田選手に近づき、"本田度"を上げるべくさまざまなトライアルに奮闘する。

「僕にとってはこれが"ユニフォーム"」という本田選手そっくりのスーツ姿で空港に降り立ったじゅんいちは、集まった報道陣にミラノロケを無事に終えたことを報告。ミラノ行きの目的はサッカーでなく、ロケなのか? という問いかけに「僕のイメージの中ではサッカーなんですね。ただ現実になるとそれって…ロケになると思いますね」と返すなど、あくまでも本田選手になりきった発言で笑いを誘った。

本家・本田選手の"緊急帰国"を再現したかのような空港での取材は「本田選手のモノマネを始めたことからやりたかったこと」と念願だったらしく、「壮大なコントにおつき合いいただいて、非常に感謝してますね。普段は"個の力"ということを言ってるんですけど、僕ひとりでここに現れてもおもしろくないんですね。ガチで報道陣のみなさんが集まってくれてるからこそ。これが協調性やと思いますね。グラッチェ!」と報道陣の歓迎ぶりに大満足の様子だった。

旅行客からは「偽物!」と声が

会見は空港でのパニックを避けるため、わざわざ『本物の本田選手ではありません』と書かれたパネルを掲げて行われたが、「日本の方は本田選手じゃないってすぐわかると思うんで、たぶん大丈夫だと思いますね」というじゅんいちの言葉通り、その場にいた日本人の旅行客から、すかさず「偽物!」と声がかかるなど大パニックには至らず。だがミラノでは、本田選手そっくりな出で立ちのせいで「ものすごく(本物に)間違えられた」そうで、本物だと誤解されてサインを求められるハプニングも続出したという。しかし、「『偽物です』っていうイタリア語を知らない」ために本物ではないことを説明できず、「本田選手になりきりながらサインをしました」と明かしたじゅんいちは、「ただ、そこで本田さんの名前を書くと詐欺になってしまうので、ちゃんとわかりやすく"じゅんいちダビッドソン"と書きました」と自身のサインをちゃっかりミラノにばらまいてきたことを報告していた。

その一方、ミラノで本田選手との対面は果たせたのか? などロケのくわしい内容については「試合前なので、ハリルホジッチ監督からあまり細かいことはしゃべるなと言われている」と本田節を貫きながら明言を避けたじゅんいち。だが、「『伸びシロですねぇ』っていうフレーズをね、イタリア語で現地の人に言ったりしてるんです。だから今後、僕が日本だけでなく、ヨーロッパでもやっていけるかっていうのが、この番組ではっきりすると思うんですよ」と語り、「僕がヨーロッパで通用してるかどうかを見てください」と番組の見どころをPRしていた。