JR東日本・JR西日本は18日、北陸新幹線長野~金沢間開業後の利用状況を発表した。3月14~16日の3日間で、新規開業区間の利用者数は計8万4,000人(上越妙高~糸魚川間)、既設の区間も含む1日平均の利用者数は約4万7,900人(高崎~軽井沢間)だったという。

北陸新幹線長野~金沢間開業当日、金沢駅でも出発式が行われた

北陸新幹線長野~金沢間は3月14日開業。金沢駅・東京駅で出発式が行われ、「多くのお客さまでにぎわいました」(JR東日本)とのこと。開業後3日間の運行状況に関して、「大きなダイヤ乱れもなく、順調なスタートとなりました」(JR西日本)と発表している。

今回の発表で、JR東日本は高崎~軽井沢間における開業後3日間の利用実績を公表。3月14日は5万3,500人(下り2万8,200人、上り2万5,300人)、3月15日は5万1,200人(下り2万3,700人、上り2万7,600人)、3月16日は3万9,000人(下り1万8,800人、上り2万200人)が利用し、1日平均の利用者数は4万7,900人(前年比185%)となった。

JR西日本は上越妙高~糸魚川間における「かがやき」「はくたか」の利用実績を公表。3月14日は3万5,000人(下り1万8,000人、上り1万7,000人)、3月15日は2万8,000人(下り1万4,000人、上り1万4,000人)、3月16日は2万1,000人(下り1万1,000人、上り1万1,000人。四捨五入の関係で数字が合わない場合あり)が利用し、3日間合計の利用者数はのべ8万4,000人で、前年比306%(前年の在来線特急「はくたか」「北越」との比較)となった。

「グランクラス」の乗車率も公表され、3日間合計の乗車率は高崎~軽井沢間87%(JR東日本発表)、上越妙高~糸魚川間83%(JR西日本発表)とされた。長野~金沢間各駅の1日平均の利用者数は、長野駅7,000人、飯山駅800人、上越妙高駅2,300人、糸魚川駅600人、黒部宇奈月温泉駅700人、富山駅4,700人、新高岡駅1,600人、金沢駅9,800人だった。