ヱヴァンゲリヲンと日本刀展イメージビジュアル

人気アニメ『エヴァンゲリオン』の20周年記念公式プロジェクトとして今年1月に始動した「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」は、現時点での支援額を発表するとともに、支援者に送られる新たなアイテムを発表した。

「ロンギヌスの槍を月に刺すプロジェクト」実行委員会は、企画支援者に送られるアイテムとして、9日から新たに完全オリジナルの「エヴァンゲリオン日本刀」を追加することを発表した。

同プロジェクトは、1995年のTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』放送から20周年を記念して始動した企画で、劇中でエヴァ零号機が投擲し、月にロンギヌスの槍が刺さったエピソードを現実でも再現する企画として大きな話題に。輸送と槍の射出には、日本初の民間月面無人探査プロジェクトチーム「HAKUTO(ハクト)」が技術協力する。

全長240mmの小型ロンギヌスの槍を月まで輸送し、射出するためにかかるコストは約1億円で、4月5日までクラウドファンディングサイト「READYFOR」で一般募集している。プロジェクト公開から現在38日が経過し、4月5日募集終了まで残り27日を残して、現在の支援額は約3,538万円。これは日本のクラウドファンディング史上最高額だという。

メカニックデザイナー・山下いくと氏による本プロジェクトのイメージビジュアル

作画監督・松原秀典氏による描き下ろしイメージビジュアル

零号機仕様 脇差・刀身

クラウドファウンディングで受け付けている支援金は5,000円、1万円、10万円、1,000万円と分けられており、山下いくと氏の描き下ろしポスター、オリジナルデザインTシャツ、「ロンギヌスの槍」(1,000万円/刀匠・三上貞直作)など、金額に応じたプレゼントが用意。しかしこの槍が購入されたため、今回の新たな高額リターンアイテムが追加されている。

追加アイテムは、日本全国、そして欧州各地で開催、巡回されている大好評の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」に参加している刀匠が制作。1,000万円コースが「新作エヴァンゲリオン日本刀(刀)」で、「月と碇シンジ」「月と式波・アスカ・ラングレー」「月と真希波・マリ・イラストリアス」の3種類。そして800万円コースが「新作エヴァンゲリオン日本刀(脇差)」で、「月と綾波レイ」と「月と渚カヲル」が用意されている。1億円に到達すれば、2015年末~2016年末にロンギヌスの槍は打ち上げられ、月面で射出されるシーンが映像として公開される。

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